見出し画像

3つの麻薬

止めなければならない、止められないで続けると自滅してしまう。そう分かっていても止められない、止まらないのが麻薬。自分にとっての止められない麻薬は何であるかを考えてみた。

文字通りの麻薬、例えば、コカインやヘロインとかは除いて日常法には触れない範囲で常用可能なもので3つ挙げる。


第一は砂糖だなと確信する。

アトピー性皮膚炎という持病のある自身にとって甘いものは禁忌であることが常識でありながら長い間止められなかった。口にするものへの執着は顕著である。悩みの大きい病気のまさに原因となっているのに目を背けるのは今から考えると愚かとしか言いようがない。(以前とは量が段違いとはいえ同じ様に止められないという意味において今も愚かです、はい。)長年お菓子を手放せなかった。50歳を過ぎて初めて遅延型食物アレルギーを知る。そのアレルギーを正に自分も持っていることを知り改めて普段口にする食べ物が身体を作ることを知った。アレル源を除いてその他のもので済ますと炎症が消えスッと楽になる。まるで魔法の様に楽になる。その顕著な効果を体験したら砂糖さえも試しに止めてみようかなと思った。実際は砂糖こそなのだが、その試した結果がやはりという期待以上のものになる。今までの態度、他人の忠告を聞かなかった自分の愚かさを実感した。ただ、それでも止められないのが砂糖なのではあるが。


二つ目は小麦粉。海外の小麦粉は質が違うのかも知れないと感じはするが、日本の一般的な小麦粉はパンにしろ麺類にしろ疲労感に繋がる。避けないで多く摂取すると普段感じない疲れが溜まる。しかし、大抵の食事には含まれている。外食に至っては避けられそうもない。避けられない環境にいて避けなければと焦りや義務感がつのると更に状況は悪化する。適度な心掛けで十分。気付く範囲で避け、避けられる範囲で避ける。普段から食べるものの選択肢を増やして偏りを無くす様にする。それが健全というものなのだろう。結局、麻薬のうち2つは食べ物ですね。


三つ目は安心と安全を担保されたサラリーマンという職、地位、身分だろう。サラリーマンを早期退職した。無職となり1日を過ごすと時間の観念が変わる。今の時代みんなで渡れば怖くない、が一番怖い。正体のない安心や安全よりはっきりした不安定や保証のない立場の方がスッキリする。さて、今こう書いていていつまで同じことを言い続けることが出来るのだろうか。

いいなと思ったら応援しよう!