身銭を削って英語の勉強
「少年老い易く学成り難し。」とは孔子の言葉だが正にそう思う。学を毎日の日課としてもなかなか思う様には行かない。それでも習慣というのは力強いもので長いスパンで見ると気付かぬうちにそれなりに進歩しているものだ。
会社勤めを始めた頃は薄給でもあったことから自分に投資するという考えが希薄だった。それでも社内で新入社員の教育プログラムがあったからそれなりに学ぶ機会はあった。しかしそれも3年、5年と経ってくると細かいフォローはフェイドアウトして無くなってしまう。それまでは仕事中での研修があったりとかするのだがある程度若手から中堅に移ると自分なりの自覚が必要になる。特に語学はそうだ。仕事の性格上英語は必須なのだが仕事で使うといってもやはりベースはOJTの様に仕事を通じてでは限界がある。特にボキャブラリー、つまり語彙は日頃から自ら覚えて積み上げないとどうにもならない。その過程で気づくのだがやはり自分への投資というのは重要だ。会社が準備してくれる教育プログラムというのは当然費用は会社持ちで社員の手出しはない。それはそれで有難いのだが実際の実力アップという意味ではかかる費用は自分持ちでやる方が覚悟があって良い。自ら自分に投資して実力を積み上げる。その投資は身に付けば確実に自分のものとなり将来きっと回収されるだろう。少なくともお金や株とは違い減るとか誰かに奪われることはない。何よりも身銭を削ることははっきりした目的意識がないと出来ない。何ごとも進む方向を定めて向かって行く意識というのは大切だ。特に途中で振り返って思う様に進んでないとき。上達していないとき。目標になかなか届かないとき。そんな諸々のときに諦めるのかそれでも続けるのか。その分水嶺はやはりはっきりとした明確な目的意識があるかないかに関わってくると思う。それまで掛けたお金、資金も途中でやめてしまえば無に帰すので続ける覚悟につながる。やはり身銭を削ることは大切なことなのだ。
自戒を込めて。これからの自分への叱咤として。
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