コロナ検査が日常になるかも in デンマーク

「出社する人は、毎週コロナ検査を受けてほしい」
（Alle der går på arbejde bør testes hver uge）

これは、デンマーク保健省が先日行った記者会見での発言。

2月末までロックダウン中のデンマークでは、原則リモートワークが推奨されていますが、やむを得ず出社が必要な人も当然います。

今回のデンマーク保健省の発言は、日常的に出社する方に向けたお願いメッセージでした。

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週1回、コロナ検査を受診するってかなり大変そうですが、デンマークの都市部では実はそんなに大変ではありません。

デンマークでは、コロナ対策の柱として「積極的な検査」という戦略をとっています。

そのため、無症状でもちょっと心配がある、友達にお呼ばれした、感染リスクが高い人に会いに行く、などなど気になったらいつでも手軽に検査を受けることができるようになっています。

こちらの note で紹介しましたが、この手軽な検査を支えるのはデンマーク在住者なら何度でも無料で受けられるコロナ検査場。

PCR検査は事前予約が必要ですが、15分で結果が出る抗原検査なら予約不要でふらっと立ち寄ることができちゃいます。

検査場は色々なところにあり、コペンハーゲンではなんとコペンハーゲン中央駅に検査場がありました。

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ちなみに👇は、世界各国の人口あたりのコロナ検査数と新規感染者の人数をプロットしたグラフ。

横軸は "Daily Confirmed Cases per million"なので、 毎日の人口100万人あたりの新規感染者数。右に行けば、行くほど毎日の感染者が多いということになります。

縦軸の "Daily tests per million" は、毎日の人口100万人あたりの検査数。上にいけば行くほどより多くの検査をしているということになります。

このグラフを見ると、デンマークの検査数は3番目に多いみたい！

人口100万人あたりの検査数が520人/日の日本に対して、デンマークの検査数は15,812人/日とその30倍！！（新規感染者数は日本よりも多いですが😅）

ちなみに大変そうなのは一番右に位置しているポルトガル。新規感染者が多いのにもかかわらず、検査数の限界があるように見えるのでちょっと心配です・・・。

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デンマーク保健省によると、コロナ検査場のキャパシティは220,000件/日。ですが、実際の検査数は98,000件/日 ぐらいと最大能力の半分弱なので、まだまだ余裕がある感じ。（日本のPCR検査の最大能力は 141,147件/日 だそうなので、人口の違いを考えるとデンマークのキャパシティはかなり大きい）

そして最近、試験方法を英国で発生した新種コロナウィルス（B117）を検知しやすい新手法にアップグレードしたそうです。デンマークでは英国版新種コロナウィルスが拡大しているので、検査数を増やして、感染者の早期特定による感染拡大の歯止めを狙いたいのだと思います。

さて、今のところ僕はリモートワークがメインなので、週一回の検査はしなくても良さそうですが、出社するようになると毎週検査しないといけなくなるかもしれませんね。

うーん、でもあの強烈に痛い鼻グリグリを毎週やるのは辛い・・・😭

データ出所：
COVID-19: Daily tests vs. Daily new confirmed cases per million - Published online at OurWorldInData.org.