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SDxマンガFAQ(10)「SDIって?」
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またSDIはデジタル技術で対象を変革するDXの手段になります。SDIはDXの目的に繋がります。
ソフトウェアデファインドインフラストラクチャー(SDI)とは?
ソフトウェアデファインドインフラストラクチャー(SDI)は、電気やガス、水道、交通、通信環境などのインフラ設備をソフトウェアで定義することで、インフラの一元管理ができ、柔軟に構成でき、効率よく運用することができます。
SDIの対象として工場があります。工場内の製造装置や電源設備、水源設備などのインフラ設備を対象にするSDIがあります。
またSDIはデジタル技術で対象を変革するDXの手段になります。DXのデジタル技術のひとつとして、ソフトウェアデファインドの技術があります。ソフトウェアで対象の機能、そして価値そのものを定義することで、対象の変革を促すことになり、SDIはDXの目的に繋がります。
SDIと類似の概念としてスマートシティがあります。また工場のSDIとよく似た概念にスマートXがあります。スマートXはITと製造を組み合わせて、新しい価値を生み出すものです。ここではこれらを見ていくことで、SDIの理解を深めていきます。
スマートシティ
スマートシティはITによって、官民の各種のデータを有効に活用し、都市施策の立案・実施に役立て、都市に住む人々に各種のサービスを提供して、生活を便利に豊かにするものです。
たとえばスマートシティでは都市の交通や水道、電気、ガスなどのインフラ環境をITによって、柔軟に効率的に運用することがあります。
スマートシティの一手段としてスマートメータがあります。このスマートメータによって、水道やガス、電気の使用状況をリアルタイムに計測することができ、一元的に管理できるようになります。
SDIはこのスマートシティを実装する手段で、ソフトウェアデファインドという考えはスマートシティと相性がいいものです。
またスマート社会は対象を社会に広げた概念です。こちらはスマートシティよりもさらに広範になっており、SDIはその一部になっています。
スマートXと製造業DX
スマートXとは、ITと製造を融合させて、新しい価値を創造することです。これは工場を対象にする製造業SDIと類似しています。また製造業を対象にした製造業DXとも類似しています。
これらの3個の概念は人によって捉え方が異なることに注意する必要がありますが、ここで簡単にまとめてみます。
(1) スマートXとは、ITと製造の融合、つまりデジタル技術を製造工程にITを導入することで、新しい価値を提供するものです。
(2) 製造業DXとは、製造業を対象にしたデジタル技術に変革のことで、つまり工場内の製造装置や製造工程にデジタル技術を導入して、各種の目的を達成するものです。
(3) 製造業SDIとは、製造業で使うインフラ設備をソフトウェアで定義することで機能拡張をすることで、つまりインフラ設備を中心に、ソフトを中心にしたデジタル技術で機能を定義することです。
これらの差異は、スマートXが抽象的な概念であり、製造業DXは変革がキーワードであり、製造業SDIはソフトを中心にしたところです。
(予告)DXとSDxの関係は?
今回はSDIを紹介しましたが、次回はここでも紹介したDXとSDxの関係を見ていくことにします。
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