
DXって儲かるの?

一番大事な問題「儲かるのか」
会社を経営して事業を推進している経営者にとって、一番大事な問題はそれって結局「儲かるのか」です。この問題を無視しては、どんなに素晴らしい演説でも講演でも記事でも、馬耳東風、右の耳から左の耳へ通り抜けます。
だから注意してください。講師は「必ず儲かるとは・・・言っていない」と後で言いますので。つまり「儲かるのか」は自己責任になります。残念ながら、結局はこうなります。
だから講師はこう言います「儲かることを目指しましょう」と。
これが万能の回答です。講師の方は覚えておいてください。
それはどんな種類の儲け?
この一番大事な問題を語る前に「儲け」とは何でしょうか。
なお、言葉の意味としての儲けとは収益(売上)か、利益(収益からコストを引いたもの)のことですが、ここではどちらでも構いません。
儲けを時期で大きく分けると、短期的に儲けるものと、最初は損して後でがっぽり儲けるものがあります。他にも儲けの種類は色々とあります。投資の必要性や、儲けの大きさ、儲けの持続性、儲けの確率など、儲けと言っても一言で言えないくらい、多くの種類があります。
これから、「儲かるのか」の質問に対しての逆質問「あなたはどんな種類の儲けを考えていますか」は、講師にとって有効な反撃手段になります。(って反撃してどうする?)
結論「DXは儲かるのか?」
既に前説だけで500文字をオーバーしましたので、結論から言います。
儲かるDXを目指しましょう。その儲けは短期的な儲けではなく、長期的な儲けであり、それも持続する儲けです。ただし儲けのためには投資コストは必要になります。大きい儲けになるかどうかは変革の度合いに応じます。
以上、結論でした。
この結論で満足したでしょうか。
結局は儲けを保証しているわけでもなく、最初の段落で紹介した万能の回答「儲けを目指しましょう」そのままです。
でもDXの儲けの種類は、やや具体的に示しています。ここが今回のポイントです。どうして、この種類の儲けになったのか、その理由は次になります。
DXはなぜ長期的・持続的儲けを目指すのか
DXとは、端的に言えば、デジタル技術を用いて、なんらかの対象を変革して、その結果、儲けが出ることです。これによりDXの儲けは自ずと定義されます。
なおここでは人類の幸福とか世界平和、社会価値の向上は置いておいて、企業収益に絞っています。
DXはなんらかの対象を変革します。この変革により、短期で儲けを出すのは困難になります。なぜなら変革には痛みとともに投資コストも、ある程度必要になる場合が多いからです。
DXで変革をするからには一時的な儲けでは意味がありません。変革により持続的に儲けられるようになるべきです。そうしなければ、変革した意味がありません。ここ大事です。
儲けには継続的な投資コストが必要
変革は1回こっきりでは、変革ではありません(変革の言葉をダブルで定義している文章です。この手の文章に騙されないようにしてください)。
このように変革は、一度始めたら、走り続ける必要があります。
これに疑問を持たれた方はDXはいつまで続けるの?(製造業DX)|五味弘 (note.com)を参照してください。それで説得されてください。
だから走り続けるDXの投資コストが継続的に掛かります。
継続的な投資コストが必要なことは諦めて、いえ、がんばってください。
以上説明した長期・持続的儲け、それに継続的な投資コストが、前述した「結論「DXは儲かるのか?」」で紹介したDXの儲けの種類です。
ということで今日の結論。「DXは長期的に持続する儲けを目指す、そのためには継続的な投資コストが必要」 以上です。
マンガFAQの引用元:中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド |
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