DX支援の始まり
DX支援の始まり
外の人がとある会社のDX推進を支援するには、どうしたらいいでしょうか。IT経営のコンサルティングと同じでしょうか、それとも違うのでしょうか。答えは同じ部分が8割、違うところが2割と言ったところでしょうか。
それではDX支援はどのように初めていけばいいでしょうか。これはIT経営のコンサルティングと同じで、事情徴収、それも本音の情報収集から始まります。
自分の思い込みだけで仮説を立てて、それを無理やり証明できる情報だけを収集するという失敗パターンは避ける必要があります。実は、DX支援ではこの傾向が多く現れるものです。注意してください。DX支援は状況に応じて挑み、柔軟に千差万別の支援をする必要があります。
このためには、心を無にして、これまでの経験をいったん忘れて、聞き取りに挑んでください。
DXの聞き取り
外の人が、中の情報を収集するのは大変です。本音の情報を収集するのはものすごく大変です。中の情報を聞き、状況を知り、実態を知り、課題を見つけ、施策を浮かべることから始まります。
そして重要なのが、文句も聞き、愚痴も聞き、言い訳も聞き、弁解も聞くことです。これらは重要な裏情報です。こちらの裏の方が重要な情報です。
これで中の状況がわかります。DXを積極的に自分事として推進しているのか、それとも消極的に仕方なく他人事として推進しているのかもわかります。
後者だった場合でも嘆かないでください。実際はこちらの方が多いですし、きっと将来を楽しみにできます。
とりあえずのDX推進
外の人によるDX推進では結果をすぐに出す必要があります。なんせ外の人ですから、期待度が違います。期待に沿う必要があります。このためには結果をすぐに出す必要があります。
この結果、外の人による施策はどうしても、短期で部分的で、どちらかというとカイゼンレベルの施策になりがちです。とてもDXの変革とは言えないでしょう、たぶん。
そしてこの手の施策を2度、3度と繰り返すことになるでしょう。このとりあえずの施策を繰り返すことで、DXの流れになるでしょう。きっと、たぶん。
ここで聞き取りの10倍返しをするのです。
外の人によるDX支援へ
とりあえずの段階を踏んで、外の人によるDX推進の支援を本格的に行います。これは表と裏の情報をもとに、真の状況、真の目的を掴み、施策を考え、真の課題を見つけ、真の対策を考えます。
これについては後日紹介することにします。今回は外の人によるDX支援の始まりについて紹介してきました。これは他のIT経営の支援にも使えると思いますので、参考にしてください。
ということで今日の結論。「DX支援は裏の聞き取りから」 以上です。
・DXに専門家は必要?|五味弘 (note.com)
・DX研究会「とある技術のデジタル変革」 | Facebook (メンバー1,574人)
マンガFAQの引用元:中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド
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