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SDxマンガFAQ(12)「SDxって?」

ソフトウェアデファインドエニシング(SDx)とは、自動車やストレージなどの対象のxをソフトウェアで定義することです。さらに物理的対象だけでなく、会社や行政機関、日常生活や社会まで、規則や慣習、文化などを含むように拡張したソフトウェアで定義することもSDxです。このようなものをソフトウェアで定義することで、SDxは対象を柔軟に運用ができ、価値主導な世界になります。

ソフトウェアデファインドエニシング(SDx)とは?

ソフトウェアデファインドエニシング(SDx)とは、なんらかの対象xをソフトウェアで定義することです。つまりソフトウェアで定義(SD)された対象(x)のことです。

物理的なSDx

具体的な対象としては、物理的なハードウェア製品では、たとえば自動車(SDV)やストレージ(SDS)、ネットワーク(SDN)、インフラ(SDI)、コンピューティング(SDC)などがあります。この他にも多くの電化製品はソフトウェアで多くの機能が定義されています。

SDxの対象は「SDxの対象はどこ?」の記事にも紹介していますので参照してください。また個別のSDxについては「SDVって?」「SDSって?」「SDNって?」「SDIって?」「SDCって?」の記事にあります。

ソフトウェアで定義することで、対象の機能が柔軟に臨機応変に定義でき、価値そのものを向上することができます。たとえば、ソフトウェアをバージョンアップすることで、新たな機能を追加することも可能です。SDxの効果については「SDxっておいしいの?」に記載していますので参照してください。

非物理的なSDx

このような物理的対象だけでなく、会社や行政機関などの各組織、さらに日常生活や社会までをソフトウェアで定義することもSDxです。

この場合はソフトウェアの概念はプログラムだけではなく、規則や慣習、風土、文化までを含む「拡張したソフトウェア」で組織や社会を定義することになります。

この非物理的なSDxには、たとえば、硬直化した会社組織や行政機関に適用したSDC(ソフトウェアデファインドカンパニー、Software Defined Company)やSDG(ソフトウェアデファインドガバメント、Software Defined Goverment)があります。さらにSDS(ソフトウェアデファインドソサエティ、Software Defined Society)やSDW(ソフトウェアデファインドワールド、Software Defined World)があります。

この拡張された非物理的なSDxについては「ソフトウェアデファインドな社会って?」の記事で紹介していますので、参照してください。

(予告)DXとSDxの関係は?

今回はSDCを紹介しましたが、次回はここでも紹介したDXとSDxの関係を見ていくことにします。

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五味弘
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