旅立ち、友人、生前葬
訓練が終わってからガーナへの出発までに1ヶ月ほど時間があったので、これまで世話になった人や友人に近況を報告するために会っていた。
しばらく会っていない人にも会えたことは深い喜びである。
思い返せば、あの人にも会えばよかったなという悔いもあるが、それでもたくさんの心を通わせた友人と再会できた。
友人を訪ね歩いていると、「これって生前葬と同じでは?」という思いを抱く。数年海外に行くこととあの世に行くことには大いに違いがあるにせよ、こことは異なる別の世界に行って長期間会えなくなるという共通点があるかもしれない。
ところで、昔の友人と会うとその友人と過ごした日々の記憶がよみがえる。「心とは記憶」であると『Vivy -Fluorite Eye's Song-』でヴィヴィが言っていた。全くその通りで、友人たちと過ごした日々の記憶が、自分という人間の心を形作っている。
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