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「幸福観」
「幸福観」
図書館でヘッセの小説を読んで閃いたのは、小説の主題というものは、結局のところ登場人物各々が何をもって幸せと感じるか?ということだ。
故に、主人公の「幸福観」を軸に物語を牽引していけば自ずと主題のはっきりした小説を書けるのではないかと。
主題についてはここ数年悩んできた。描写、キャラだて、伏線の貼り方、、小説を書くことにおいて技術的な基礎は会得できたが、どこに主題を置いたら良いのか、その答えがずっと出ないままで悶々としていた。
幸福観というものは人によって違うので、登場人物それぞれがなにをもって幸せと感じるか、その対立を描いていけば自ずと主題のはっきりした小説が書けるような気がする。
そのことを踏まえて、今一度、執筆中の作品を推敲し直し、なんとか一次選考くらいは突破できる作品に仕上げたい。
いずれにしても長年答えの出なかった問題が自分なりに解決したような気がしてなんだか気分のいい休日だった。
ヘッセに感謝したい。