2000mエルゴでエイトのタイムが予測できるという話:テクニックよりも先に。20241025
はじめに:「エイトで勝てる」という判断材料の存在
「この8人でエイトを組んだら、何秒ぐらいでるんだろう?」
誰もが気になる話だと思います。
そして、誰もが事前に予想できたら、と思うことだと思います。
今日は、
concept2のサイトにある計算式を使うと、
予想することができるよ、という話を紹介します。
みなさんはご存知だったでしょうか?
「2000mエルゴと、エイトの予想タイム」について。
2000mエルゴのタイムからエイトの水上2000mタイムを予測する方法
予測に必要なのは、「実際の2000mのエルゴスコア」と、「体重」です。
その2つの数字があれば、これから紹介する計算式でエイトの予想タイムが概算されます。
計算には「体重」が必要
エルゴメーターのタイムだけでは、水の抵抗を評価することができません。
体重の重い選手は陸上では高いワット数を出しやすく、エルゴでのパフォーマンスが高いことが多いですが、
ボートに乗る場合、体重分だけ船が沈み、その分抵抗となり、パフォーマンスは低下します。そのため体重は非常に重要な評価項目になります。
Concept2の体重換算式は、この体重による違いを補正し、
無風条件に基づいたエイトでのパフォーマンスを推定できるよう設計されています。
体重換算の計算方法
Concept2の体重換算式は以下のように計算します
1.体重補正係数(Wf)
体重を基準体重で割って、それを0.222乗します。
基準体重はなぜか122.5kgです。
なので、自分の体重÷122.5の0.222乗します。
2.換算タイムの計算
出た値に、エルゴメーターのタイムの秒数(7分なら420秒なので420)を掛けます。
それがエイトの無風条件での予想タイムになります。
例えば、2000mを6分30秒で漕ぐ選手(体重75kg)の場合、この補正を適用すると5分47秒6(無風)のエイトのタイムが予測されます。
各体重ごとの水上タイム換算表
いちいち計算式に数字を入力するのが手間だと思いますので、
以下に一覧表を作りました。ぜひご活用ください。
2000mエルゴメーターのタイムが6分00秒から7分00秒の場合における、
異なる体重(65kg、70kg、75kg、80kgの場合)でのエイトの予測タイムになります。
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