【ずっと気付けなかったスポーツの価値】20241229
スポーツをする意義
スポーツを真剣にやればやるほど、
めっちゃ嬉しいし、
めっちゃ悔しい。
めっちゃ嬉しいって言葉では足りないほど、
達成したときの嬉しさは半端ないし、
「めっちゃ悔しい」って言葉では甘すぎるほど、
本当に真っ暗な、どん底の時期を体験する。
レベルが上がれば上がるほど、
「出来るまでの期間」は長くなる。
鉄棒とか縄跳びとか、
ちょっと頑張ればできた幼い時期から、
1年かけてやっとできるとか、
3年かけてっやっとできる、とか、
どんどん達成までが長くなっていく。
だから、それまでの間、
基本的には、レベルが上がれば上がるほど
上手くいかない時期、出来ない期間、
強く言えば、どん底の時期が長くなるように思う。
スポーツはドン底を味わうためにある。
ものすごくネガティブで、
ものすごくポジティブな言い方をすれば、
スポーツは
人生のどん底の疑似体験をするためにあるんじゃないか。
失敗、絶望、
自分の存在価値への疑問、
いろんなネガティブな感情が
目標達成までの間に
何度も何度も複雑に訪れる。
そんな時に、
そんな押しつぶされそうな時に、
あなたはどうするか。
逃げるか、
立ち向かうか。
スポーツという、
出来ても出来なくても
誰の命も生活も変えない活動だけど、
そうした
絶望からの対処方法を
体験として教えてくれるのは
スポーツだけかもしれない。
その人の本質は、絶望中に現れる。
誰だって調子がいい時は、人に優しい。
良い時期は、みんな同じ様に良い人になる。
大きく分かれるのは、
調子が悪い時、失敗した時、
上手く行かない時、
絶望中の時。
そんな時に、
どれだけ人にやさしくできるか、
どれだけルールを守れるか、
自暴自棄にならないか、
それでも自分を信じれるか、
未来を信じて、一歩前に進めるか。
上手く行かない時ほど、
人の本質が現れ、
上手く行かない時だからこそ、
自分の弱いところを鍛えられるのだと思う。
スポーツは基本、上手く行かない
スポーツは基本上手く行かない。
自己ベストを出すのですら難しいし、
そもそも競ったら99%が敗者になる。
一生懸命になればなるほど、
大きく打ち返され、
「それでもあなたは立ち上がりますか?」
ということを
何度も何度も何度も何度も
聞いてくる。
試してくる。
それがスポーツ。
絶望からがスタート。
膝が痛い、腰が痛い、
やる気がでない、ベストが出ない、
いろんな悪条件、最悪最低が
誰にでもやってくる。
そんな時こそ、
あなたの出番だ。
新しい自分になるための、
成りたい自分になるための、
スタートがそこから始まる。
優勝者やメダリストが泣いているのは嬉しいだけじゃない、
そうした絶望を乗り越えたから泣いている。
光と闇はセットで、
闇なきところに光はない。
冬という
寒くて暗くて全てを奪っていく季節だからこそ、
成長できることがある。
Hello 絶望
俺は負けない。
そんな気持ちで、
どれだけ跳ね返されようとも、
それでも立ち上がって一歩を踏み出し続ける
そんな人間に、
そんなコーチに、
ならねばいかん。
そう思った年末の今日でした。