エンディング・ローイング:インカレで終わる人へ20240831

インカレにおける勝者は全部で50人

今回のインカレに出場する人は
エントリー表によると914人とのことです。

種目は男子7種目、女子6種目(女子だけ4−が無い)で、
優勝できる人は数えると
男子漕手25人、女子漕手21人、coxが4人の計50人。

「本当はインカレに出たかったけど、
いろいろな事情でオックスフォード盾レガッタに出場する」という選手が
エントリーしている225人中全員だった場合、

このインカレに出たかった層+225人も含めて
約1139人の大学生から、
50人の日本一を選ぶのが今回のインカレになります。

もちろんインカレ以外、オッ盾以外のレースが引退レースだった選手もたくさんいると思うので、もっとたくさんの人の中から日本一を選ぶのがインカレになります。

今回話したいのは、
誰が優勝するかではなくて
「インカレがめっちゃ楽しかった!!」
「ローイングめっちゃ楽しかった!!」

と思ってくれる人は
何人いるのかということです。

そりゃ優勝者の50人に選ばれれば、
本当に幸せだと思いますが、
50人に選ばれなくても、
「本当に素晴らしいインカレだった!!」
「ローイングしてて良かった!」

と思う人は何百人単位でいると思います。

その人数をできるだけ増やしたい
数あるスポーツの中で、ローイングという競技を選んで、
そしてこの日まで続けてきたのだから、
すべての人が「インカレ最高だった!」「ローイング最高だった!!」
と思えるような、そんな日になってほしい。

日本一の数は限られているけれども、
「俺が日本一幸せだった」
「俺が一番充実した4年間だった」

と誇れるような、そんな想いを持って
エンディングを迎えられるような、
そんな選手を何百人、何千人と増やしたい。

そう心から思います。

特に4年生が、
これで引退する選手が、
純粋に約1100を4学年で割ればおそらく300人も満たない最高学年の選手が

このローイングという
かなりキツイ割に派手な見返りは少ない競技を
いろいろありながらも戸田で今日という日を迎えられたことを、
本当に祝福したい。

そのすべてが「インカレ」で発揮されることを祈っています。

コーチとしては
もちろん全員優勝しているところを見たいけれど、
例え思うような結果が出なくても
「ローイングを選んで良かった!」
「日本一幸せな4年間でした!!」
と思ってくれることの方が大事で、(仕事的には結果が大事だけど)

「勝った」「負けた」だけには到底収まりきらない、
大学生活における感情のすべて、

今までローイングを続けてきたという絶対的な証拠、存在証明が
よりよい形で表現されるように、

残り一週間頑張りたいと思う。(特に4回生に向けて)

本当にぜんぶ発散させてほしいなと思います。

よいインカレになることを、
よい最終レースになることを、祈っています。



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