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エントリーが上手くなるための最も効果的な練習方法(動画あり):上級者への道20241027

1.はじめに

「エントリーがうまくなりたい!!!」

という願いは、
日本全国、いや世界中のRowerの願いだと思います。

今回は、
エントリー技術を向上させるための最も効果的な方法を紹介
します。

具体的には、「チャボ」です。
「チャボ」とは、ブレードを水中に入れたり出したりする練習で、初心者から上級者まで幅広く実践しているドリルの1つですが、
「チャボ」を侮るなかれ。めちゃくちゃ難しいのです。

実際、チャボでだいたい選手がどのレベルにいるか分かります。
レース直前、ボートホルダーにボートを着けて、チャボで方向を正すと思いますが、その時点で「この選手は上手い!」がだいたい分かってしまいます。それぐらい、重要な動作です。

今回紹介するのは、普通のチャボではありません。
初級者が上手になるためのチャボというよりは、
中級者が上級者になるためのチャボになります。


2. チャボの基本:チャボの理想とは

「チャボ」は、ブレードを水に入れたり出したりすることで、
エントリー時(リリースも)のブレードのコントロールを学ぶための基礎的な練習です。多くの人は、まず艇を停めた状態で練習します。
この方法は、初心者がフォームを確認しながらブレード操作を学ぶための良いステップです。
チャボで最も重要なのは、「脚を曲げたまま、上体を開かずにブレードを入水する」という動作を会得することです。
なぜなら完璧なエントリーとは「脚を曲げたまま、上体を開かずにブレードを入水する」ことだからです。
逆に言うと、
あまり良くないエントリーとは「脚を伸ばして入水する」もしくは「上体を開いて入水する」というエントリーになります。

「脚を曲げたまま、上体を開かずにブレードを入水する」
これを繰り返すことで、
理想的なエントリーのための基本的な姿勢と動きを習得することができます。

ただし、この練習だけでは中級者や上級者にとっては不十分です。本格的にエントリー技術を伸ばしたい場合、「艇速のある状態」での練習に移行する必要があります。

3. 上級者向け:艇速がある状態でのチャボ(イメージ動画あり)

今回紹介する練習法は、
艇速を持った状態で「チャボ」を行うことです。

艇速がある中で練習することによって、
水の抵抗やブレードの操作感が実際のエントリーに近くなり、
より実践的なスキルが身につきます。
しかし、この練習は非常に難しいものです。
いいですか、もう一度言います。めちゃくちゃ難しいです。

停まった状態でのチャボをレベル1とすると、
一気にレベル200ぐらいまで上昇します。艇速が上がれば上がるほど難易度は向上します。

イメージでいうとこんな感じです。
(貨物と貨物の間にブレードを入れて、片方だけ押し、もう片方には押されない、そして抜く)
人生初の撮り鉄をしました

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