M-1とローイング20241223

M-1のエントリー数が1万組を超えた。
2001年からのエントリー数の推移は以下の通り。
参考:wikipedia

2001年 1603組(前年比 -)
2002年 1756組(前年比 +9.5%)
2003年 1906組(前年比 +8.5%)
2004年 2617組(前年比 +37.3%)
2005年 3378組(前年比 +29.1%)
2006年 3922組(前年比 +16.1%)
2007年 4239組(前年比 +8.1%)
2008年 4489組(前年比 +5.9%)
2009年 4629組(前年比 +3.1%)
2010年 4835組(前年比 +4.4%)
2015年 3472組(前年比 -28.2%)
2016年 3503組(前年比 +0.9%)
2017年 4094組(前年比 +16.9%)
2018年 4640組(前年比 +13.3%)
2019年 5040組(前年比 +8.6%)
2020年 5081組(前年比 +0.8%)
2021年 6017組(前年比 +18.4%)
2022年 7261組(前年比 +20.7%)
2023年 8540組(前年比 +17.6%)
2024年 10330組(前年比 +20.9%)

2001年と比べると6倍を超えている。
年率平均約8.4%増。

ローイングに置き換えると(競技人口編)

ローイングの競技人口は約1万人と言われている。
2001年のM-1のエントリー数は約1600組(約3200人)だから、
それまではM-1参加者よりもローイングの選手のほうが多かった。

同じ5000組(1万人)になったのは2019年の話。

ローイングも2001年からM-1と同じ伸び率(年率平均8.4%増加)で
伸びていったと仮定すると

2001年 10000人
2002年 10840人 +840人
2003年 11751人 +911人
2004年 12738人 +987人
2005年 13808人 +1070人
2006年 14967人 +1159人
2007年 16225人 +1258人
2008年 17588人 +1363人
2009年 19065人 +1477人
2010年 20666人 +1601人
2011年 22402人 +1736人
2012年 24284人 +1882人
2013年 26324人 +2040人
2014年 28535人 +2211人
2015年 30932人 +2397人
2016年 33530人 +2598人
2017年 36347人 +2817人
2018年 39400人 +3053人
2019年 42710人 +3310人
2020年 46297人 +3587人
2021年 50186人 +3889人
2022年 54402人 +4216人
2023年 58972人 +4570人
2024年 63925人 +4953人

約6万人。ラグビーと同じぐらいらしい。
競技人口200〜300万人の野球やサッカーには全く及ばないけど、
ものすごい伸び率。

ローイングに置き換えると(エルゴ編)

例えばエルゴ8分(約200Watt)の選手がいたとする。
24年間も漕がないと思うので
とりあえず10年間の間、
年率約8%ずつ体が強くなってWattを増やしていった場合、

2001年 202W(2:00.1)
2002年 219W(1:56.9)
2003年 237W(1:53.9)
2004年 257W(1:50.8)
2005年 279W(1:47.9)
2006年 302W(1:45.0)
2007年 328W(1:42.2)
2008年 355W(1:39.5)
2009年 385W(1:36.9)
2010年 417W(1:34.3)
2011年 452W(1:31.8)

というとんでもない選手になる。

ちなみに
2024年までいくと、
1,252W(1:05.4)
で2000mが4分21秒とか
夢物語になる。

それだけ、
毎年数%ずつ伸びるということは凄いこと。

M-1のすごさ

M-1は決勝ステージに参加する10組(20人)に決まった時点で、
数千万人規模で、知名度が上がる。

まったく知らないコンビ名も、
なんやかんや1日で覚えてしまう。

そのおかげで
別に優勝しなくても仕事が舞い込んでくるだろうし、
優勝したとしても優勝賞金の1000万というのは
それからの金額と比べればきっとそこまで大きくないんだろうなと思う。

ローイング競技のたった2倍の競技人口
野球やサッカーの100分の一以下の世界で、

それほどまでに
世の中に影響を与え、
ものすごい額の経済が周り、
本当にたくさんの仕事を生み出す。

お笑いって凄いなと思う。

どんなにすごい能力も、
そこに需要があるかどうかで
収入が決まる。

お笑いに対する需要が凄い。
そこに凄い能力者が乗るから、
凄いことになる。

ローイング選手に知名度を

全日本で優勝した選手の名前を知っていますか?
日本代表の選手の名前を知っていますか?

誰が漕いでいるのかわかりにくい競技、
どんな表情・声を出して漕いでいるのかもわかりにくい競技だからこそ、

もっともっと意図的に選手の名前や表情を前に出して、
知名度がその後のキャリアに繋がるように、

もちろん本人の意向次第だけど、
もっともっと発信していくほうがいいのかなと思った。

自分の名前を出す、というのは
非常に怖いことだし、
勇気のいることだけど、
私はそういう覚悟のある選手が好きだ。

自分がメディアになれる時代。
M-1を見て、いろいろ考えさせられた。



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