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オススメはNTT東日本!: NTT東日本がローイングを続けるのに最強な理由20240814

おそらくNTT東日本が社会人でローイングを続ける上で最強なんじゃないかと思っている理由を、
当時私という人間を社員として雇って頂いた感謝の意味も込めて、
ここにブログとして紹介しようと思います!!
ぜひご覧ください!!

1.給料がもらえる

いいですか、めちゃくちゃこれ大事です。
全日本選手権で多くの社会人の選手が出場していると思いますが、
NTT東日本など多くの実業団チームは

「大会出場=勤務扱い」で、
欠勤扱いになりません。

勤務扱いになるどころか、
土日の準決勝・決勝は土日勤務として
バイトの深夜手当のように、時間外手当が付きます。

そして大会出場に係る費用(遠征費、艇輸送費、出漕料など)も
もちろん全額会社が負担してくれます。

一方で、
個人で出場している社会人選手の多くは
基本有給休暇(多くが年20日支給)を
この大会出場のために使います

私がNTT東日本に入社した当時(2011年)は、
ボート部は社内サークル扱いでしたので
全日本の木曜日の予選や金曜日の敗者復活戦は有給休暇で参戦
というか、

1週間ぐらい前から皆で有給休暇を合わせて取得して全日本に臨むという方式で、
大学生なのに強すぎる日本大学と戦うという感じでした。
(無事10年ぶり?にエイトが優勝し、全日本で優勝するサークルはおかしいということで、今のように部に格上げされ、練習=勤務扱いが始まりました。めでたしめでたし。)

2.日本代表になると豊かになる。貧乏にならない。

NTT東日本の場合、
代表選考合宿中もその費用をすべて負担してくれるため、
&土日の時間外手当も付くため(&海外でのトレーニング、試合にはさらに海外手当もつくらしい)

代表になれるかどうかは、代表合宿があるかどうかは
選手生命的にも、選手個人の経済事情的にも、
かなり大きな影響を与えます。
本当にだいぶ違います。

代表合宿期間中は、宿泊費や食費、遠征費を
1日5000円〜1万5千円ほど、協会に支払わなければなりませんが、
それをすべて会社が負担してくれるため、
お金を払わなくていいどころか、
その中に食費が含まれているので
ほとんどお金を使わない期間が生まれます。
めちゃくちゃ貯金できます。最高です。
(企業によっては、代表選考中は自費、代表になったら初めて会社が負担という企業もありますが、NTT東日本は代表選考中も負担してくれる)

一方、
実業団に所属せず、個人で活動している社会人選手は
もちろん代表合宿負担費も自己負担で、
例えば現在の1日1万円の負担金の場合、
2週間で14万円飛ぶことになりますので、割とてんやわんや、死活問題です。
代表ならまだしも、まだ選考中の身分で数十万飛ぶわけですから、割と覚悟が決まります。
私の場合も退職しプロとして活動させていただいた時、
リオ五輪前の代表合宿負担費を49万円ぐらい支払うことができず滞納していて、
リオ後に完済しました。めでたしめでたし。(遅れてすみませんでした)

3.昼2時からローイングが勤務に

私がNTT東日本にいた当時は、
監督が「働きながら日本一になることがすごいこと」ということで、
脱サークルを果たしながらも、他の野球部・バドミントン部とは異なり
朝から夕方5時半まで働いて、その後トレーニングということが続きました。

なので、エイトの練習は基本夜7時から(中野の勤務先が最も遠く、どれだけ頑張っても到着が夜7時前。平日18時に新宿駅や渋谷駅をダッシュしてたのは私です。)でしたが、
私が退社した後からは、方針が変わり
野球部やバドミントン部と同様、会社での勤務が2時に終わってそれからの時間はトレーニングが勤務として集中できる環境になったようです。
めでたしめでたし2。

ローイングという練習時間が非常に重要になる競技特性上、
これはかなり大きなメリットであり、
そして現在は勤務地もトレーニング場所(戸田)から比較的近いところへ配属されるよう優遇してくれているらしく、
日本でこうした時間を確保できている団体は中々ないように思います。

4.優勝or代表=昇給へ

どこの会社でもそうだと思いますが、
半期に一度もしくは年に一度、社員としての勤務評価があるのですが、
当時の中野のように、
上手いこと残業から逃れよう、激務からそれとなく逃れようと画策
ひたすらボートに集中しようとする社員をA評価にすることはもちろんなく、真面目に働く同期社員がA評価ということは当たり前でした。

Aを何個か得ると昇給というシステムがありましたが、
何よりも早く帰りたい、早く漕ぎたいということで
非常に罪悪感がありましたが、
脱サークルをしてからか、その何年後からか、
優勝したり日本代表になったりするとA評価をもらえるようになり、
それがめちゃくちゃ嬉しかったのを今でも覚えています。

昇給が嬉しいのではなく(もちろん嬉しいけど結構先の話なので)
会社が評価してくれたことが。

職場の方はめちゃくちゃ応援してくれるのですが、
どうしてもローイングのために会社を抜け出すことに
「気が引ける」、罪悪感という感情を抱くことが多く、
A評価という評価があっても、
職場に掛けている迷惑は変わらない感じがあるものの
評価のおかげで「会社は自分の活動を認めてくれているんだ」という実感に繋がりました。
ありがとうNTT。

5.みんな強い。

チームが強ければ強いほど、頑張れる人が多いのではないでしょうか。
NTT東日本には日本人史上最強の荒川選手をはじめ、軽量級ダブルスカルのパリ五輪代表の宮浦選手・古田選手、そして史上2人目?のエルゴ6分切りを果たしている櫻間選手など、強い選手という表現では足りないほど、超強い選手が勢揃いしています。
こんなに刺激的な環境は日本中探してもなかなか無いでしょう。

6.コーチがいる。

強豪大学では当たり前かもしれませんが、社会人選手でコーチがいるのは実業団の選手が主で、個人で活動している社会人選手は、基本一人で漕いで、一人でフィードバックして、試行錯誤しています。

母校の大学と練習水域が同じでも「ビデオ撮ってほしい」と頼むのはさすがに厚かましいので、
母校のエイトに上手いこと並走して、「偶然」映り込んだ自分の動画をちょっと仲の良い後輩に送ってもらう選手もいます(中野)
(エイトなのは、エイトは撮られる可能性が高いため)

7.選手を辞めても社員でいられる。副業(コーチ)もOK

選手を辞めても、会社員として雇用が続きます。
先述したように、優勝や代表になり続け選手時代にA評価が貯まれば、昇給や昇格した状態で会社員を続けられます。
普通は0からのスタートだと思いますが、
「選手としての評価=社員としての評価」なので、
その点もかなり優遇されています。

私が勤務していた当初は禁止されていた副業も、
今では認められるようになったため、選手を引退した後、他団体のコーチとして収入を得ることも可能です。
「NTT東日本の選手」というのは日本で最もブランドの高いステータスの1つだと思うので、おそらく各団体から引っ張りだこになるんじゃないでしょうか。
現に多くの方が、ボランティアも含めコーチとして活躍されています。

まとめ

以上、もっともっと書ききれない話がたくさんありますが(全日本時の会社の応援団が数百人規模ですごい、艇庫もさらに大きくなるかも、とか)、

元社員としてめちゃくちゃオススメしています!
(退職せざるを得なくなった話はまた機会があれば)

NTT東日本には、
ヒト、モノ、カネ、時間、全部揃っているように思います。

他の実業団チームにも良いところがたくさんあると思うのですが、
詳しい話はわからないので今回はNTT東日本の話だけになりすみません。

ローイングを続けたい学生の皆さん、
NTT東日本はいかがでしょうか?
興味のある方、とりあえず艇庫に電話して見てください!
きっと何か始まるはずです!

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