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ひろしの散歩道 000

どうも!ひろしです!

台風が過ぎ去って急に寒くなってきましたね。。
気が付けばすっかり秋。
一年の中で秋は好きな季節。

生まれた季節だからだろうか?
なんか夏が終わる寂しさと、暑さがすぎさった喜びといろんな感情が交差しつつ、次に始まる寒い冬へ一息つくタイミングというか。

秋といえば芸術の秋という事で箱根にある岡田美術館という美術館へ行ってきました。

実は美術館が結構好きでして。
歩いて日本一周をしていた時期も、毎日1食300円の予算で生きていたのですが、そんな金欠生活でも旅先で気になる美術館や展示があれば立ち寄ってました。
もちろんそんな日はごはんを削るんですがね。w

美術館での鑑賞時間は作品と向き合いながら、自分自身と会話する時間と思っています。

絵画にしろ陶器にしろ、作品を観ながら自分自身が何を感じ何を想うのか。
もちろん何を意図してこの作品を創ったのだろうとか悶々と考えることもしますが、基本的には自分がその作品を前にしてどんな感情や思考がうまれているか。
そこをかなり意識してみている気がする。

その時その時の自分の思考とか引っかかっている物事なんかが浮き彫りになったり、すごく新しい側面に気が付けたり。

外的な刺激を受ける事で、自分の中にあった扉の鍵が開いていくみたいな感覚。

神奈川県近郊には沢山美術館があるので、引っ越して来たら絶対定期的に行こうと思っていたんですよね。

ということで、一発目に行ってきたのが岡田美術館。

そんな岡田美術館に行く道すがら、いつから美術館へ行きだしたのかな?って自問自答じてみたのですが、あんまり覚えていない。

もともと美術の授業とか嫌いだったし、絵を描くことが好きだったわけでもない。
これは今になって思うのは、授業として絵を描いたり何かを造らされるという時間が嫌いだった気がしてる。

今日は校舎の風景を描きましょう。上手なお手本はこれです。はいどうぞ。

みたいなやつとかが。表現を楽しむというよりは、表現技術を浅く広く体験してみるみたいな感じだったのかな授業って。

まあそんな事で全然記憶を遡れないので、岡田美術館の話にカムバック。

言ったことがある人はご存知でしょうが。(当たり前)
めっちゃ広いんですここ。

5階までフロアーがあってワンフロアーもかなりの大きさ。

企画展は3階くらいからはじまるので時間配分しっかりしないとと思ったら、1階にいきなり中国の古い磁器がずらり。

日本でいうと有田焼とか波佐見焼で有名なやつね。

白とか青のやつ。

中国での磁器とか陶器の成り立ちが時系列に展示してあってもう最高。
日本の鍋島焼とか華やかな磁器は個人的にあんまり好きでなくて、シンプルにうすーく彫があってフォルムがシャープみたいなのが好きなんです。

中国ってめちゃくちゃでかいのに、その広大なエリアで電動の乗り物もない時代に各地で交流をしながら各文化を伝えあって刺激し合って、それぞれ技術を吸収し合いながら転用していく。

その中で色んな試行錯誤や実験を経て、どんどん洗礼されていく器たち。

日用品からはじまって最終的には金持ちの観賞用にまでなって。

人間の営みって面白いですな~と、ワクワク。
遠い昔のだれだかわからんけど、同じ人間が。土をこねるところからせっせとして、生活をしながら成形し焼きをいれて。

完成したものをみて

「うおーこりゃいい感じにできたぜ!!よっしゃ!!」

みたいに喜んでいたのかなとか思うとほほえましいですな。
と、勝手に当時に想いをよせて妄想したり、美しい作品に心ゆらしたりしてたら、まさかの2階終わるころには2時間以上が過ぎておりタイムリミットが。

結局企画展は早歩きで。。。本当は日本画をゆっくり見たかったのですがね。全然時間なく断念。なんなら箱根まできたし温泉入ってから帰ろうと思っていたけどそれも断念。

まあ近いのでまたこれるから、次は3階以降をゆっくりみてみたいね。

そんなひろしの散歩道遠征バージョンでした。

みなさんも芸術の秋お楽しみください。なんかおすすめの展示会などあれば教えてください。

ではでは!


ひろし

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