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マルセイユ ノートルダム寺院・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第56話>
マルセイユは地中海に面しており、湾になっているため古代ギリシャ時代から開かれている港町です。
飛行機が発達する以前、日本からの船便はスエズ運河を通ってマルセイユへ到着し、そこから欧州各国へ訪問していきました。明治政府の岩倉使節団も、明治の文豪 夏目漱石もマルセイユに上陸したはずです。
湾に隣接する丘の上からは、眼下に 湾と市街地全体を見下ろすことができ、とても景色がすばらしいです。その丘にはノートルダム寺院が立っています。荘厳な造りで内部見学もでき、観光地になっています。
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何度か訪れましたが、ある時 日本人のシスター(修道女)を見かけました。観光客ではありません。教会の人です。
声をかけてちょっと話を聞いてみたところ、シスターにも海外赴任というのがあるそうです。
日本のどこかのノートルダム寺院教会からの出向なのでしょうか。世界各地にあちこち海外転勤して回ることもあるのでしょうか。
我々 一般企業の赴任者と同じような境遇で大変だなと思わず同情しましたが、でも 神に仕える身だから、使命感にあふれていて苦労なんて感じないのかな…?