パートナーであるDNPとの取り組み
今回三重を訪れた主目的は、TEAMFAIRPLAYのパートナーDNPさんによる地方での取り組みを知ることであった。元々印刷会社から始まった会社であるが、多方面に事業を展開されている。
今回は、社会課題でもある地方創生をどうするのか？ということに対して、DNPさんのこれまでの知見も活かしながら、その土地に住む人たちと実施している取り組みを学んできた。マイナンバーカードと連携した、VISONパスポートのようなものを作って、さまざまなデータが集約できるようになる。そうすることで、より合理的な生活ができる。その人に合った生活を送ることができる。オンライン診療も進む、ちょっとした移動も楽になる。地域でお金が回るサポートができる。こういったことができる土壌ができてくる。そしてそのデータは、もしかしたら、どこかの企業が買ってくれることにも繋がるかもしれない。そういう可能性がある話に感じた。
例えば、健康データと電車の乗客データがミックスされた時に、電車が混んでいる時は、メンタル疾患がある人はあらかじめ避けることができるとかもあるようだった。運動量に応じて、お勧めされる食品も変わってくるかもしれない。また選手時代もそう活用してきたが、one tap のようなサービスを使うことで人々のコンディションを把握できたとすれば、早めに対処できることもあるかもしれない。より良い人生のためのデジタル実装。とても興味深かった。
そのパスポートの枠組みの中に決済機能を持つようにする。美村ペイ。このことにより、より地域にお金が落ちやすくなる。大手のクレジット会社、海外の決済アプリはその会社には落ちるが、その土地には落ちていかない。手数料の部分もその地域に。現金ではない手法で。
これも大事なことである。尚且つデータが取れる。一つの店単位ではなくて。地域で把握できる。そのことによりフードロスにも繋がるであろう。マーケティングにも使えるであろう。ブランディングにも使える。とても面白い。またこの取り組みはアプリをダウンロードする必要がない。少し手間になるかもしれないが、その点も良いなと感じた。あとは、逆に僕の鎌倉のお店でも美村ペイは実は使える。デジタルは色々なものを越境していく。
大変勉強になった。
ここからの日本は人口減少していく。毎年７０万人ぐらい減る。地方の人口も減る。今後どうやってこの国を次世代に繋いでいくのか？と考えると、地方を元気にする。今ある眠っているものを起こしていく。地方の魅力を広めて、そこに住む人たちも含めてより良いものにしていく。そのことはとても重要だと思っている。そこには、その土地に住む人が主役になりながら、色々なパートナーが協力して、良いものを作っていく。そこに自分もスポーツ、食、健康の文脈から何かをしたい！と改めて思わせてもらえる貴重な機会となった。
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