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なにも知らないこと。 #寄せ文庫



観葉植物を買ったのは初めてでした。

在宅勤務がずっと続いていて、PCとモニターとエアコンだけの空間。自分以外に生物がいないと、こんなにも息が詰まるんですね。

100円ショップで買ってきたパキラ。名前は、そのまんま「緑ちゃん」にした。

朝起きたらトイレにいく前に、緑ちゃんの様子を確認する。東の窓辺に置いてあるので、朝陽をたっぷりと浴びていると嬉しい。喜んでるみたいでほっこりする。

もっと早くに育ててみても良かったのだろうけど、枯らしてしまうことを恐れて、なかなか手が出せなかった。

土に触ればいいんだ、と気がついた。

遠くから見てるだけだと、土が乾燥してるのかどうか、正確にはわからない。でも指先で触れると、どれくらいの水分を保持しているのかわかる。水をやりすぎてもダメらしいし、乾燥させすぎてもダメらしい。土に触れて、水を飲みたそうにしていたら、あげる。

100円で買ったから期待はしていなかったけれど、新しい茎?幹?が2本も生えてきて、ぐんぐんと伸びて、最初よりも大きな葉を何枚も広げている。ちよっとした樹木みたいだ。

大げさだけれど、緑ちゃんは新しい家族になった。

土が大事だと、ふみぐらさんがいつもおっしゃっている。

ふみぐらさんの文章は落ち着きがあって、読んでてとても心地がいい。正直自分にはよくわからないテーマもあるけれど、大地の中心に向かって、しっかりと根を伸ばしてるようなイメージです。

2019年の3月にnoteをはじめてから、おそらく早い段階でフォローして、読むようになりました。

でも、2020年の11月ぐらいに一度フォローを外しています。ふみぐらさんのことが嫌になったのではなくて、例の炎上事件があって、もうnoteとは距離をとろうと思って(事実上の退会みたいなものだった)、フォローを一気に減らしました。

今年の3月に再開して、久々に見にいくと、更新が止まっていました。

今回、猫野サラさんの、こちらの企画に参加します。



一方的に私が存じ上げているだけなので、参加するのはおこがましいと思ったのですが、気がついたらもう感想文をiPhoneにメモっていました。

偉そうな内容な気がします。

偉そうですが、心から出てきたので、このまま載せます。他人の目を気にして文意を変えることのほうが、ふみぐらさんが嫌うことだと思いました。

私が選んだイチオシ作品と感想は以下になります。猫野さん、みなさん、よろしくお願いします。






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なにも知らない。ふみぐらさんが、なぜふみぐらという名前なのか、末尾に社があるのか、なにも知らない。嘘。知ってるけど、それは知識として知ってるだけで、本当にどうしてそうなのかは知らない。

知らないけれど、ふみぐらさんがそこにいることはわかる。そこにいることしか、わからない。

わからないことを、わかったふりをしたり、難しく言ったり、カッコつけたり、頭が良いと思わせたり、感動させたり、余韻を残したり、そんな小手先で話しても、なんにもならない。誰かによく思われるための文章なんて、明日まで残らないから。

いろんなことを誤魔化さずにわからない、と言い切るふみぐらさんの文が好きだ。

このコメントだってカッコつけている。いつかふみぐらさんの境地に立てるように、「人」として自分の言葉で話していけるように、私も精進します。

それまで、待っててください。お願いします。

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