【様々な機能を掛け合わせる】河原田商店街の「ほっとてらす」
河原田商店街に出来た「ほっとてらす」に行ってきました。
私がいた時間帯には小学生2名、受験を控えた中学3年生が2名、共通テストが終わったばかりの高校生が3名、私を含め、おじさんが4名、女性が2名が利用されていました。
近くに河原田小、佐和田中、佐渡高校があり、勉強やバス待ちの場所として利用されることも期待したいと思います。
また、年代を超えて、利用者同士での交流も行われており、田舎でも人のつながりが薄くなってきたこの世の中で、とての有意義な取組みになって頂けることを期待しています。
しかし、継続するには利用料収入が必要とのこと。
4月1日からは100円の利用料がかかる予定なのですが、利用状況を見ながら小中高校生は無料で利用できるのか、調整したいとの事でした。また、様々な機能を組み合わせることが継続して利用される施設になるための必須条件なのです。
民間でいえばショッピングモール、公共施設であれば、図書館にカフェやイベントスペースを併設するなどです。また、商店街では新潟市の「沼垂テラス」がわかりやすい事例かと思います。
沼垂テラス
また、先日の佐渡ビジネスコンテストで地域のシニアが活躍する飲食店事業の提案がありましたが、そこと連携する事も、この施設をより良いものにするのではないかと、施設担当者や市担当者にも話をさせて頂きました。
本来であれば、インキュベーションセンター河原田本町にあるガラス張りのスペースに中高生が集い、入居している企業や新潟大学の方と交流したり、勉強を教えて貰ったりできるようにして欲しいのですが、現在、自由に出入りできますが、管理される方がおらず、有効活用されていません。
インキュベーションセンター河原田本町の運営をスタートしました
新潟大学佐渡サテライト
ここで中高生の頃から大学・専門学校、就職、そして地域活動までをサポートし、島外に出てもUターンする可能性が高い年齢である30歳位まで、中長期的にサポートする燕市の「つばめいと」のような機能を置けないかと、市の担当課にも相談しています。
つばめいと
また、土日が中心になると思いますが、本町会館も利用されていますので、こちらとも連携しながら進められたらとも思っています。
最低限、高校がある地域でこのような取組みを行なわなければ、佐渡の廃れるスピードは加速するばかりです。
佐渡市議会の決算審査でも意見を付けましたが、単発単発の事業ではなく、沼垂テラスのように、様々な事業を連携させ、掛け合わせた事業が行われ、多くの方が集えるエリアになるよう、進めていきたいと思います。
これがうまくいけば、他の地区にも横展開できるのです。
※追記
毎月、相川京町通りにある一箱本棚オーナー制度を取り入れた「空き家図書館」に足を運ぶのですが、この場所でも同じような事が出来ないかな?と思っています。