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愛をください

欅坂46のドキュメンタリー映画を観ていたらこんな時間になってしまった。私は欅坂46を推していた。今は櫻坂46を推している。勿論今も欅坂46時代は大好きだ。

私が欅坂46を認識したのは鳥居坂46のオーディションの発表があった時だった。つまりは古参だということをアピールしておこう。そこからオーディション合格者の発表やお披露目会、冠番組などをチェックし続け、今に至る。

推しは誰かと問われたら、渡辺梨加と答えるけれど基本的には箱で推している。だから、誰が脱退しても卒業しても寂しい。櫻坂46になって二期生が初めて卒業を発表した。りこぴのブログを読んで泣いた。一期生には二十一人の絆があったように、二期生には二期生の絆がある。

私は、推しに愛を注ぐことで自分への愛情が足りないことを補っている。本当は自分に対する愛が欲しい。けれど、愛をくださいとは言えない。そんなこと言えない。

思えば昔から、私は愛を欲していた。大人と呼べる年齢になってからは特に誰かからの愛に飢えていた気がする。誰かのぬくもりが欲しくて欲しくてたまらなくて、変な方向に頑張っていた気がする。

今は、結婚しているけれどそれでも愛されている実感はない。それはそうだ。別に恋愛結婚したわけでもないし。

眠剤がないと眠れないからこんな夜はnoteを更新してしまう。愛をくださいって思うと昔のドラマを思い出す。菅野美穂が出ていたやつ。あのドラマの曲、何回も聞いたし、今も時々聞きたくなる。今は頭の中で流れている。

推し燃ゆを読んだときに思ったこと、推しは私にとっても背骨だ。推しがいるから私は生きていられる。病めるときも健やかなるときも推しを推す。それは私にとって自分に向けられなかった愛情の代替品。サプリメントのようなものだ。

推しを推す理由としては不純なのかもしれないけれど、これが私の形である。

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廣瀬碧季
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