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20年ごしで電子書籍の端末Kindleを買った理由

佐藤ひろおです。会社を休んで早稲田の大学院生をしています。
Amazonの電子書籍端末のKindleを買いました。電子書籍をはじめて見たのは、2003年ぐらい。大阪梅田の紀伊国屋書店でした。当時から、電子書籍の端末、買うべきか、買わざるべきか、じつに20年悩みました。

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どうして購入に踏み切ったか。ぼくは、わりと読書するほうなので、書籍代は年間に数十万円つかっています。本(ないしは読書体験)に対して、財布は緩いほうなのに、買わずに20年が経過しました。
コスト、利便性などを吟味して、20年来ずっと「紙の本がいい」と思ってきたわけですが、なぜ突然、宗旨替えをしたのか。

海外で出版された本を、早く読めるから。 #ここが結論

これに尽きます。逆に言えば、「海外の本を早く読む」以外の用途がなければ、いまだに電子書籍の端末を買わず、30年間ひっぱったと思います。

海外の本が日本に流通するのって、多くの事業者の方が挟まっていて、とてもありがたいんですけど、いかんせん時間がかかります。
あらかじめ売れ筋を目利きして、日本国内の店舗・倉庫に在庫を持っている専門書店があります。とてもお世話になってます。当たり前ですけど、そのような業態だと、
・輸送コスト・在庫コストが高い(販売価格に上乗せ)
となります。
必要不可欠な代価だから飲み込むとしても、その書店とて、すべての本を備えているわけがない。海外から書籍を輸入するパイプがあるから、お取り寄せをお願いできるわけですが、
・在庫がない場合、取り寄せに数週間かかる
これが痛烈な難点です。
数週間かかる理由は、「船便の頻度が低いから」でしょう。1冊ずつ空輸していたら、1冊が100万円とかになってしまうわけで(もっと高くなるかも)、あるていど、注文がまとまらないと船便が出ない。船便のタイミングまで、待たなければいけない。
くり返しますけど、正当なコスト・配送期間なので、文句はゼロなんですが、「いま必要だ、いま読みたい」という海外の本が、一定量を超えてくると、じれったくなります。

これを電子書籍が解決してくれる。
AmazonのKindleの場合、パソコン用・タブレット用・スマホ用の無料アプリを出しているので、必ずしも電子書籍端末がなくても、電子書籍を読めます。スマホ用のアプリは、カバー率が高い(パソコン用のアプリでは開けない本があります。もちろん注記あります)。

読みたい本が、パソコン用アプリ非対応だった。ぼくはタブレットを持っていない。スマホで読むよりは、専用端末のほうが見やすい・使いやすい。なにより、「スマホを別用途でながら使いできる」……このへんは、もう籠絡されているので、購入を自己正当化してますね。

ぼくは広告なしモデルを買いましたが、広告が出るのは使っていないときだけのようなので、広告ありモデル(やや安価)でもよかったかな。

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