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HSPでもできる不安なまま安心する方法

 HSP気質の人は「不安な感情や気分」で苦しい思いをしてる人が多いのではないでしょうか?
 僕自身も「不安な感情や気分」になることはとても苦手で、できれば不安なく過ごしたいです。
 しかし、不安をなくすためにメンタルを強くしようと行動したり
「ずっといい気分」でいようと心掛けましたが、「不安」はなくなりませんでした。
 残念ながら人間は、「不安」からは逃れることができません。
なぜなら、人間が生きていく上で必要な生理機能だからです。
 どんな人間も「不安」から逃れることができません。
だとすると、不安そうに見えない人たちは不安がないのではなく
不安との向き合い方がうまいということです。
僕たちHSP気質の人間も「不安との向き合い方」を身につければ
不安があっても穏やかさを取り戻すことができるようになります。

 今回はHSP気質でもできる「不安の向き合い方」について書いていきます。
 


不安になる場面を認知し対処する

人間が不安になりやすいときは、自分で状況をコントロールできないと認識したときです。

下の図をご覧ください。


鈴木祐 著書:運の方程式より引用

こちらの図は、スタンフォード大学心理学チームが提案した成長までの領域をロードマップにしたものです。

快適領域・・・自分がコントロールできてると感じるエリア
恐怖領域・・・強い不快感や不安に襲われやすいエリア
学習領域・・・新たなスキルが育ちだすエリア
成長領域・・・人生の意義を深められるエリア

 の4つある領域のうち、不安に襲われるのは「快適領域」から出て「恐怖領域」のエリアに入った時です。ということは「恐怖領域」の乗り越え方をマスターすれば不安とも上手に付き合えるようになるということです。

 この恐怖領域をどのように乗り越えるか。次は対処法について書いていきます

不安な感情の原因を書き出し、今できる行動へと落とし込む

HSP気質の人が不安な感情に呑まれないようにしていくには
メモに不安の原因を書いていき、掘り下げるワークがおすすめです。

やり方は

  1. 今どんな不安な感情に襲われているのか、書き出していく

  2. 不安な感情が湧いてくる理由を書き出す

  3. 2で書いた感情を和らげるためにできることはないかを書き出し

  4. 3で書いた内容を行動にうつしていく

この4つを掘り下げることで冷静になり、不安な感情を和らげることができます。

 実際に僕が体験した事例を紹介しましょう

 ある日、1万個注文を頂いた商品の残りの数を把握しようとしていたところ、自分が計算した出荷数と実際の出荷数に相違があり、
とても気持ちが不安になりました。

そのときのことを掘り下げて、上のワークに当てはめると


1、気持ちが焦っている
2、僕が数えていた出荷数と実際の出荷数に相違があった
3、在庫数を再度確認する。コンピュータの出荷数を確認する

このように紙に書き出して、コンピューターの出荷数を確認しました。

その結果、コンピュータの出荷数に誤りがあり、気持ちを落ち着かせることができました。

このように不安な感情を掘り下げることで、今やるべき行動を認知しやすくなります。これが習慣になってくると不安な感情に襲われても、冷静になることができるのでHSPさんにオススメです。

まとめ:不安な感情との向き合い方をマスターして、不安なまま安心しよう

今回はHSP気質の人が「不安なまま安心して過ごす方法」について書きました。
 残念ながら、「不安な感情や気分」は僕ら人間を強いストレス反応から守る生理機能だからなくなることはありません。
 しかし本文で解説したように「不安」になるのがどんな状況で、
どのように対処していけばよいのかがわかれば、不安なまま安心して過ごすことができます。
 不安をなくそうとするんじゃなくて、不安と上手に付き合える自分になっていきましょう。

 今回、図の引用をさせていただいたサイエンスライターである鈴木祐さんの「運の教科書」という本は、不安と向き合うヒントをくれるのでおすすめです。著者が発見した運をよくする4つの力の解説とその力を高めるトレーニングが書かれていますので、一度読んでみてほしいです


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