見出し画像

自分を立ち直らせてくれる魔法の言葉

 でもこの程度が俺だろうよ

 僕はこの言葉が好きです。この言葉は、直木賞作家の伊集院静さんの言葉で、最近だと林修さんのテレビ番組日曜の初耳学に出演されてて、それで知った方もいるのかな、

 伊集院さんという方は、破天荒、豪快と表現するにふさわしい方なんですけど、それ以上に実は繊細な方なんですよね。僕は、大胆かつ繊細な方は、時にファンの方の先頭に立ち、時に背中を後ろから押してくれる存在だと思っていて、そんな方が持つ言葉の魅力って半端じゃないなぁって思うんです。

「でもこの程度が俺だろうよ」という言葉は、伊集院さんの書かれている、許す力(講談社 伊集院静)という本に書いてある言葉で、ある日伊集院さんがいつも良くしてもらっている焼き鳥屋さんの暖簾に字を入れて欲しいと頼まれて書くことにしたんですけど、その書いた字に納得がいかず見るたんびに嫌な気持ちになってしまうそうで、そんな自分に対して言い聞かせた言葉が「でもこの程度が俺だろうよ」なんですね。
 なんで僕がこの言葉がいいなと思ったかというと、この言葉って一見、自己否定とか諦めといっったネガティブな言葉に思われがちですが、実は自己愛が行きすぎて期待しすぎた自分を沈めて等身大の自分を取り戻し、向き合い、またそこからスタートしようとするための言葉だと思ったからです。
 僕もそうだし、みんなもそうだと思うんですけど、自分に絶望したりできるのは自己愛があるが故で、自分に期待しすぎちゃうから高く見積もっちゃうし、希望の一人歩きをすると自分をいつの間にか見失うから、現状の自分からでしかスタートしないと成長できないということをわかっていても難しくなっちゃうんですよね。

福岡にて、

 この本に出会ったのは、高校生の頃でちょうど夢ばっかでかくて実力が全く伴っていない頃でした。なんで自分はこんんなこともできないのか、才能のかけらもないのかって自分にがっかりしてて、色々現実を見なくちゃいけないのかなと、ネガティブに考えていたんですけど、許す力(講談社 伊集院静)を読んで、夢の追い続けるための精神を学び、もう一度自分の才能を信じて見ることができました。

初めて本に線を引きましたよ笑この人の自己愛かっけぇってね笑笑

 それからたびたびあらわになる自分のポンコツさに対して、ま、そこら辺が俺だしな。俺くらいは俺のこと信じてやんねーとな。と言い聞かせることにしました。(若いうちはすぐ自分への期待ボルテージマックスになるの早いので、何回も言い聞かせることになります笑)

まだまだ男として未熟ですが、いつかはかっけぇ人になりたい。それだけは諦めないでいたいですね!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?