「教育舐めてる」免許なしで教員?何のための採用試験?
「教育なめてる」文部科学省の五輪アスリートを『免許なしで教員』方針にネット猛反発「何のための教員試験?」
今話題のニュースの記事。
現役教師のあひるです。
今や連日トップニュースにもなっている、教員の処遇についての記事に言及します。
「教員不足」
「ブラック教員」
「定額働かせ放題」
いま、教育現場は危機に立たされています。
しかし、この危機を実感しているかどうか、
ぶっちゃけ
地区による
です。特に人口の少ない地域と、極端に人口が多い都市部に多い気がします。(個人的感想です)
実は私が勤務している地区は、そんなに危機に瀕してるわけではありません。
しかし、
週に空き時間が1.2コマ。行事にハマれば空きコマ無し。という事はよくあります。
児童下校後、16:00頃になってます。
ちなみに16:00〜16:30は法令で定められた休憩時間です。勤務終了16:45。
分かりますか?
勤務時間の中で、(6時間フルコマだった時)15分しか雑務をする時間がないのです。
これを異常ととらえなくて、どう捉えればいいのか。
危機だと思っていない恵まれておる地域でも、この異常さが
普通
なわけです。
毎日、定時に退勤し、自分の子供たちと早く会うために頑張ってはいますが、定時退勤できた事はほとんどありません。
特別支援主任、ICT主任という立場から、授業以外でも様々な仕事が降ってきますので。
冒頭でもありました、免許がなくても教員になれる状況、これは、教育の崩壊の始まりを示唆しています。
この解決方法はただ一つ、
「業務を減らす事」
のみです。部活動を無くし、総合を無くし、年間授業総数を減らし、下校を早くし、余分な指導案作成や校務分掌を無くし、通知表を共通テストの点数のみの評価とし、所見を無くして懇談会で話すこととする。…その他もろもろ
この中の1つでもやれれば、かなりの業務改善ができ、働き方改革になると思うのです。
文科省は、これを知っていて、
魅力を発信⭐️
採用試験前倒し⭐️
ハローワークで募集⭐️
オリンピアンを教壇に⭐️
臨時免許誰でもあげるよ⭐️
解決方法をさぐるため、数年かけて調査するから、待ってて❤️
と言っているわけです。
今の学校現場、主に子どもたちには何も責任はありません。むしろ、毎日かわいい子どもたちと話したり、子どもたちの成長のために、授業準備をたくさんしたい!
大人の問題で子どもが不幸になることは絶対にあってはいけない。
教員のみではなく、保護者の方にも、この状況を知ってほしいです。