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ASDの子が感じている世界!

現役教師のあひるです。

特別支援業界では、結構頻繁に、障がいに関する定義や呼び名が変わることがあります。

自閉症、高機能自閉症、広範性発達障がいなどは、区別が難しく、人つなぎのスペクトルになっているということで、ASD(自閉スペクトラム症)といいます。

ADHDは、注意欠陥多動性障害と言われていましたが、今は注意欠如多動症です。

「害」という言葉が外されてきているのでしょうね。

さて、ASD(自閉スペクトラム症)の子どもたちがどのように世界を見ているかを、例を示しながら説明しますを

1. 音や光が強く感じる

音や光などの刺激が、普通よりも強く感じられることがあります。例えば、教室の電気がとてもまぶしかったり、小さな音が大きく聞こえてしまったりします。これが原因で、うるさい場所や明るい場所にいると疲れてしまうことがあります。

2. 細かい部分に目が行きやすい

周りの物を見るときに、全体を見るよりも細かい部分に気づきやすいです。例えば、友達と話しているときに、友達の服の模様に気を取られてしまうことがあるかもしれません。

3. 人の気持ちがわかりにくい

他の人の表情や声のトーンから、その人の気持ちを理解することが難しいことがあります。だから、友達が怒っているのか、ただ疲れているのかがわかりにくいこともあります。

4. 変わることが苦手

突然予定が変わったり、新しいことを始めるのが苦手なことがあります。毎日同じルールで動くほうが安心でき、変わると不安を感じることが多いです。

5. 言葉やルールをはっきりしてほしい

指示やルールは、できるだけわかりやすく、はっきりしてほしいと感じます。曖昧な言葉や冗談がわかりにくいので、正しい言葉で伝えられると安心します。


ASDの子どもたち一人ひとりが感じることは違います。このような特徴のせいで、叱られている場面をたまに見ます。しかし、こうした特徴があることを理解して、優しくサポートすることで、2次障がいの予防になります。

まずは周りの大人が理解してあげましょう。

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