科学的にあなたの運を良くする方法(前編)
メンタリストdaigo氏の書かれた
「運は操れる 望みどおりの人生を実現する最強の法則」
chapter4 試行回数を増やす7つのテクニック
のエッセンス的な内容になります。
今回は「科学的に運を良くするための方法」として挙げられている
①不安に強くなる(レジリエンスを上げる)
②試行回数を増やす
③気づく力を鍛える
の3つの方法のうちの、②試行回数を増やす、の部分を取りあげます。
その中でも、今回は私が興味を引かれた「ビッグファイブ理論」という、科学的に運の良い人に現れる性格に関する理論について、特に大きく取り上げていきたいと思います!
(②試行回数を増やすで取り上げられている残りの6つの手法に関しては、次回に書きます)
A 試行回数を増やしていくための7つの取り組み
まず、本書では、試行回数を増やすための取り組みとして
・「アズイフの法則」で幸運な人になりきる
・「ピグマリオン効果」で期待を現実の力に
・「プレ・パフォーマンス・ルーティン」を行う
・レジリエンスを高める
・「ビッグファイブ理論」を戦略的に活用する
・「恥さらしトレーニング」で対人不安を消す
・「運動日記」で運がよくなる
の7つが挙げられています。
B「ビッグファイブ理論」を戦略的に活用する
科学的に見て運の良い人には、ある共通した性格の特性というものがあるそうです。
その前に、その特性を見ていくためのもととなる「ビッグファイブ理論」についての説明をしておきます。
「ビッグファイブ理論」 人の性格は以下の5つの特性の強弱で決められて いる
協調性 周囲の人を思いやったり、歩調を合わせて物事を進められる性質
誠実さ 目の前で起こった出来事、定められた目標に対して、どう対応して いけるのか。勤勉性、継続性、真面目さ。
外向性 周囲の人たちとの関わりや新しい出会いなど、ポジティブな出来事
に対して、どう反応するか。社交性、積極性。
開放性 まだ、見ぬ新しい世界に対して好奇心を持ち、行動を移すことがで きるか。
神経症 不安になるトラブル・プレッシャー等、ネガティブな出来事に対し的傾向 どう、反応するのか。
「科学的に運が良い性格」という部分に焦点を当てた場合、運の良かった人には「外向性」「開放性」が高く、「神経症的傾向」の低い傾向があるそうです。
逆に、「協調性」「誠実性」の高低は、運の良し悪しにほとんど影響しなかったそうです。
言われてみれば、外に向かって自分を閉じず、物事にあまり不安にならないで挑戦をしていける人の方が、新しい出来事や機会に出会いやすく、良いことに巡り合える確率は高そうですよね。
性格なので一概に良い悪いはないと思いますが
(例えば、神経症的傾向が高いということは、逆に言えば感受性が高く、独特の発想力を持てたり、また危険を察知しやすい等)
普段生活していて、自分に運が悪いと思うことが多かったら、上で挙げた
3つの特性を踏まえて自分の性格を見つめて直してみてもいいかもしれませんね。
本書とは違うのですが、リチャード・ワイズマン氏が書いた「運の良い人の法則」という本に、この結論が導かれた実験内容や、本書とはまた違うアプローチで運をよくするための方法、について載っています。
科学的に運をよくするための方法(不安を少なくしたり、積極的な行動を促していく等)が、本書でにはたくさん載せられています。
次回は、この章で取り上げられている残り6つの科学的に運をよくするための方法を見ていきたいと思います!