2年後期
ひろ理んです。
後期は実習込みで最大12科目あります。
テスト前にはクリスマスやお正月などイベントが盛りだくさんで、人によっては成人式もあると思います。成人式は二十歳の門出を祝うだけでなく、旧友と再会できる貴重な機会です。同窓会や二次会もあるので勉強の息抜きとしてもちょうど良いと思います。ですがずっと遊ぶことに夢中になって直前まで何の対策もしないでいると本当に寝れなくなるので、お肌が気になる人は真似しないでください。あと楽しくなるとついお酒が進みがちですが、飲みすぎるとテスト以上に頭痛に苦しめられるので注意です。
※本文中に出てくる「Discord」や「鯖」というのはこれです。少なくとも2年次に関しては現時点で薬理班に貼られる予定がないので欲しい人はここから持っていってください。単位のために予備校に課金するのは流石に論外だと思いますが、それを除くと薬理班が動いてなかったこともあり出たとこ勝負にならざるを得ません。情報収集や闇取引は大変でしょうし、とりあえず入っとくだけ入っておいても良いのではないかと思います。
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YP, YM共通
・疾病と病態1
今度は樋上先生ではなく、鈴木先生と磯濱先生になります。
最初に説明されると思いますが、鈴木先生の資料は絶対にネット上に載せないでください。授業資料は病気が見える(病みえ)シリーズをもとに作っているのでやたらと著作権に厳しいです。万が一バレたらオンラインでの配布がなくなるので気をつけましょう。
授業は普通に疾患の話をします。
先生は「薬学部→医学部→腎臓専門医→研究者→准教授&内科医」という超つよつよマンで色々な思い出話を聞かされます。ふ~ん、そうなんだ~ぐらいで大丈夫ですが、毎年腎臓の問題が出るのと国試の勉強にも繋がるので、とりあえず寝ない方が良いかなと思います。現在はランニングドクターとしてもご活躍されているので興味があれば質問してみましょう。
授業が一区切りついたら出席登録になります。先生のお子さんの写真が貼られてて「どう、可愛いでしょ?」みたいな話になってたので、多くの人のお楽しみタイムになっていたように思います。
ですが、僕は風野灯織の方が可愛いと思ってました。先生、すみません。この場を借りてお詫び申し上げます。
この授業に関しては学外からの出席登録も認められていますが、こっそりと当日の人数を数えているようで、あまりにも数が合わない時は威嚇してきます。逆ギレさせてしまった(?)年の成績分布は悲惨だったのでちゃんと授業に出ましょう。周りに迷惑をかけない限り内職は許されるので安心してください。
さて、先生は察しの良いことに「過去問出回ってるでしょ?」と気付いてます。傾向を変えると爆死するのは明らかですが、大人の事情があってSを乱発すると上から怒られるので去年は少し変えてきました。今後もこの流れが続くと思います。しかし、評定を気にしないのであれば今年も過去問だけで単位が来るのではないかと思います。
傾向を変えるというのは、今までに出した問題を違った聞き方で問うのではなく、全く見たことのない問題を新たに出題するということです。去年は初見のやつが3題出されてました。みんなびっくりしたと思います。どうせ過去問からしか出ないだろうという見通しはMAXコーヒーより甘かったです。
この科目は期末初日の1限にあって、僕は前日に微物と薬物を寝ないで詰めていたので体力的に限界で頭が回りませんでした。中には「アイソザイムの評価が有用な検査項目はどれか?」という問題もありましたが、あろうことかクレアチンとクレアチニンの違いすら分からなくなっていました。ああでもないこうでもないと悩んでいる間に時間は過ぎていきますし、初見と合わせて7つ分からない問題があった中でどれか1つでも取れないと評定はBになります。これはまずいと思いました。しかし、ここで運が味方しました。ヤケクソになって鉛筆を転がしたところ、なんと、7問中5問合っていたのです。つまり鉛筆を投げれば7割の確率で当たるということになります。こういう時はいくら考えても仕方ないですし、考えるだけ時間の無駄なので、皆さんも困ったら運に任せましょう。
磯濱先生の分は今までと同じようにしましょう。問題は全て5択で各1点のはずです。富士山マークのところは勿論、呼吸器疾患に関するウイルスの一覧表、炎症やARDSの機序、一秒率の定義など細かい部分も見返しておくと良いです。
・微生物学2
前期と同じように頑張りましょう。忖度は一切ありません。小テストの存在を忘れないでください。
2では優しいことに過去問が配られますが、例年通りであれば前年度の記述2題のどちらか片方は出ると思います。記述だけで30点を占めるので捨てると勿体ないです。
・栄養と健康
毒性学が専門の藤江先生ご担当です。前の大学では走り方が可愛いと言われてたそうです。走っている様子を見たことはありませんが、個人的には声が可愛いと思いました。
前任者の時は9割以上がSだったのですが、先生曰く「これでは学生のためにならない」だそうで、国試と同等レベルの問題を出してきます。一昨年は平均点が赤点でした。しかし、ここで頑張っておくと国試の時にちょっと楽になれるのではないかと思います。
テスト前最後の授業は復習問題を解く時間になります。我々は期間限定という言葉に弱いので問題が貼られるとつい飛びついてしまいがちですが、もしかすると間違いがあって混乱するかもしれないので少し待ってみましょう。それとは別に毎回の練習問題をよく復習しておきましょう。試験の一部はその中から出てました。
去年、一昨年の試験問題の誤植について、正答を1つでも選んでいれば全員加点されていたのでとりあえず何か書いておきましょう。あれ、何かおかしいなと気付く程度に勉強していれば単位が来ると思います。ビタミンと毒物の構造式は今年も出るはずなのでしっかり覚えておくと良いです。これも疾病と同じく記号選択なので、よく分からないなぁと思ったら鉛筆を転がしてみると良いでしょう。
※もしかすると今年は記述で何か書けみたいなのが出るかもしれません。出ないかもしれません。
・薬品物理化学3
草森先生(モーリー)担当です。
これは本当に神授業でイケメン、イケボ、分かりやすいの三拍子が揃っています。授業はスライドの穴埋めを基本としており、後でキーワードが赤文字で追加されたやつが貼られます。また、コラムとして身近な物理化学の例を紹介してくれます。圧倒的感謝です。
試験は授業中の確認問題が出来れば問題ないです。テスト前にはご丁寧に「ここを重点的に取り組むように!」とまとめてくれた資料が配られます。それだけやっても普通に単位が来ると思うので是非受けましょう!
・・・と言いたいところですが、今年は後藤先生になります。
各自意味不プリントを解いて終わるのではなく、ちゃんと説明してくれると思うので、物理化学を極めたい人は取ってみましょう。
履修の手引きには卒業要件として「3年次以降に開講される選択科目を10単位以上」との記載がありますが、成績通知表の裏面を確認するとこれもしっかり含まれています。今のうちに取っておくと進級してから少し楽になるはずですし、少なくともYPは成績順位に影響しないのでやる気があれば受けましょう。ただしCAPが気になる人はよく考えるべきだと思います。
・生物有機化学
基礎化学でお世話になった青木先生の授業です。
「出席は取りませんから、そういうことです。」
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最初にこう言われました。なので途中から人数が減っても特に何も言われてなかったです。
初回はとある薬物のpKaが与えられてイオン型と分子型のどちらが多いか答えさせられましたが、間違えても全然大丈夫なので手を挙げましょう。だんまりしてると「これでは世界と戦えない」「こんなのも分からない薬剤師に仕事ができるはずがない」などと怒られます。ちなみにテストと関係ないです。その後はDNAとRNAの安定性の違いについて説明できる人はいないか聞かれますが、間違えても良いので誰か何か言いましょう。だんまりしてると「受け身では就職すらできない」と怒られます。これもテストと関係ないです。
2回目からはコロナワクチンやアビガンについて科学者の立場から解説してくれます。こういうのは中々聞けないので寝ないようにしましょう。個人的には「それが薬と言われたら飲むんですか?」という言葉が印象的でした。しかし全体の半分ぐらいはテストと関係ないです。
話が行ったり来たりするのでどれが重要なのか分からなくなりますが、試験を乗り切る上で必要な情報というのであれば過去問にあるやつです。優しいことにレタスで配ってくれるので、それを参考にしながら各自でカンペ作ってください。項目ごとに分けると後で見返しやすいです。通信機器以外全て持ち込めますが色々あっても邪魔になるだけなので、ばかでかい資料集をその場で写経するのではなく、事前にスライドを読み込んで裏紙とかにまとめておいた方が良いと思います。一昨年は誰もまともに聞いてなかったであろうナノカーが問われてたので、上を目指す人はしっかり準備しておきましょう。
また、去年は3回の小課題がありました。通常は4回あるみたいです。やるやらないは自由ですが、出せばとりあえず5点あげると仰っていたので期日を守って出しましょう。3回目の課題は論文のアブストラクトを書く練習をさせたいのだと思います。条件が分かりにくいですが「500 letters」という意味なのでうっかり長文を送らないようにしましょう。
例年の最終課題は独自の薬剤分子を考えろというものですが、去年は授業時間が足りなくなったので試験問題に組み込まれることになりました。学部2年生の段階で全員に研究者と同じレベルを求める訳ないので、構造を一から真面目に考えるものではないはずです。僕はリゾキシンの結合様式にヒントを得て、腫瘍細胞への選択性を高めて副作用を抑えた抗がん剤を提案しましたが別に何でも良いのではないかと思います。
ちなみに「mRNAワクチンの塩基配列について、この研究者と異なる主張をしてますがどういうことですか?」みたいな感じで質問しに行ったところ、名前と学籍番号をメモられて加点してくれました。あと、本試で全然分からない問題が出て再試を悟った人でも、上記の何か考えろというお題が評価されてSになったらしいです。要は何でもアリということになります。先生は積極性を大事にしているので、単位が不安な人は日頃から頑張ってますよアピールをしておくと良いかもしれません。
・免疫学
原田先生の授業です。聞いた話によるとRANKLが大好きらしいです。先生はINF-γのγを「ガンマ」ではなく「ギャンマ」と呼びます。こういうのは中々聞けないので寝ないようにしましょう。
最初のうちは生命科学の復習ですが、途中から訳分からなくなるかもしれません。先生もそれを懸念してか、数回ごとに練習問題を配ってくれます。当日までにやっておくよう言われますが、後で答えも貼られるので好きにしたら良いと思います。
テストはまとめの問題が出来れば大丈夫です。また、記述問題については予めこの中から出すと宣言してくれます。解答欄がそれなりに大きいのでなるべく詳しく書くようにしましょう。余白を全部埋めるぐらいの感覚が望ましいかもしれません。黒鉛の量が採点に影響している気がします。別に記述を捨てても単位は来ますが、その場合正誤問題を1つでも間違えると即再試が確定するので気を付けましょう。最初から諦めるのは勿体ないのでせめて山を張るべきだと思います。
・統計学いつも遅れてやって来る宮崎先生の授業です。どうせ遅刻するに決まっていると思ってましたが、去年はちゃんと間に合ってたので安心してください。
最初は基本的な用語の解説ぐらいで、なんだその程度かと思っていると訳分からなくなります。黒板に板書してくれますが、正直それだけで理解できるほど深い思考ができなかったのでメルカリで教科書買って勉強しました。
確か13回目の授業で20分ぐらいの小テストがあり、他にも2回ぐらいあったような気がします。やらなくても本番で取れる人は構いませんが、シラバスに記載がなくても成績に入るので不安な人はここで頑張りましょう。確か何見ても良かったはずですがお喋りはダメです。期末は高校数学の教科書と同じ感じのノリでパターンが掴めればどうにかなると思います。
・漢方概論
毎度お馴染み羽田先生の授業です。優しいことに穴埋めスライドを配ってくれます。感謝の気持ちを伝えると泣いて喜ぶと思います。
授業内容について、勘の良い人はもう分かると思いますが最初の半分ぐらいは雑学です。勿論試験には出ます。
後半になってようやく漢方薬の各論に入りますが、基本的な構成生薬は必ず覚えるようにしましょう。根底となるものさえ覚えてしまえば、後はちょこちょこと変化させていくだけです。本試の3割ぐらいはそこから出てましたが、きちんと勉強していれば多分問題ないと思います。しかし効能が大きく変わる場合があるのでしっかり対応させておくと良いです。めんどくさいですが、そこが面白い所でもあると思います。更にスライドに小さくあった五虎湯について理解できてるかも問われてました。授業でも一瞬だけ説明されてたと思うので寝ないようにしましょう。
余談ですが、何度か漢方薬の試飲がありました。小建中湯と、他にも何かあったはずです。漢方薬には色の濃いやつと薄いやつがあることを知りました。また、小建中湯には膠飴(水あめ)が入っているのに全然甘くないなぁと思いました。皆さんも試してみてください。
冬休み前に先生のご友人の授業が1回だけあります。そこは流石にテストと関係ありませんが、鍼灸の話は中々聞けないので寝ないようにしましょう。それに希望者は講演後に体験させてもらえます。本来なら1回8000円ほどするそうなので興味のある人は勿論、学費ちゅるちゅるが趣味の人にとってもおすすめです。
最終回は磯濱先生が漢方薬の薬理作用について説明してくれます。配点は少ないですがちゃんとテストに出るのでガチる人は頑張りましょう。4点分を記述で出してくるほど意地悪ではないと思うので去年と同じく今年も記号選択だと思います。知らんけど
YPのみ
・スペクトル解析
安元先生の授業です。ここではパシャパシャ禁止なので注意です。
授業形式はオヤジギャグじゃない方の佐藤先生と同じような感じで、師匠が書いた教科書を一通り読んで終わります。先生としては各自ノートを作って勉強してね!的なスタンスでいると思うのですが、ほとんどはスペクトル何それ美味しいの状態で入学するので「もっと丁寧に説明してくれないと困る」という意見があったと思います。幸いにも僕はUVとIRに関しては扱った経験があったので助かりましたが、NMRについては何も知らなかったのでみんなと同じく苦しめられました。
消化不良のまま小テストに挑むことになる人もいるかもしれませんがここでも注意です。なんと解答時間に制限があります。しかも授業に出ないと受けられないです。
内容としてはこんな感じ
問1
どれが何のチャートか選んでね!
・・・???
こんなのがいくつかあり、更に語句問題もあります。
裏ワザとしてChemdrawに構造式を書いて、しらみ潰しに検索かけていくやり方がありますが、時間内に終わらせないといけません。
Discordに色々貼ってあるので分からなくても一旦それ見ながらやっといてください。先延ばしにすると忘れてしまう可能性がありますが、去年は演習問題含めて1回でもやらないと成績に入りませんでした。
(今年からやった分だけ加算する方式に変わるかもしれません。仮に出来が悪くても実施点が入るのでとりあえずポチポチしとくべきです!)
期末試験は何度かある演習問題ができれば大丈夫です。最終回の国試の問題と教科書の章末問題は全て出来なくても構いません。それと、ボルツマンナントカとかナンチャラのカンチャラ運動とか、小難しい理論は多分出ないと思います。訳分からんやつ出たら素直に諦めましょう。
YMはオヤジギャグの佐藤先生になります。全部分からなくても個別に教えてくれるみたいなので不安な人は聞きに行ってみましょう。あと笑ってあげてください。
・薬理学1
前期に引き続き斎藤先生の授業です。
上から情報が降ってこない(先輩と繋がってない)ので以前の傾向は一切分かりませんが、去年は薬の作用機序だけでなく薬物名や病態も記述で出されてました。記述で52点分あったので鉛筆を転がすだけでは単位が来ないです。とにかく手を動かすようにしましょう。目だけで覚えるのは恐らく良くない選択です。
薬物名を覚える際に以下のサイトはそれなりに使えると思います。自分なりのゴロを作ってみても良いかもしれません。
総論で出てきた薬物はせいぜい数十個ぐらいだと思いますが、今回は242個あるので舐めプは控えるべきです。
フェノバルビタール、チオペンタール、ハロペリドール、ドロペリドール、トリアゾラム、エスタゾラム、エチゾラム、ゾルピデム、ゾピクロン、ジアゼパム、ジルチアゼム、カルバマゼピン、ガバペンチン、プレガバリン、ニフェジピン、ニフェカラント、アマンタジン、ロメリジン・・・
こんな感じで何かの暗号みたいにカタカナの羅列がうじゃうじゃ出てきます。当然ですが薬物名は正しく覚えないといけないので一文字でも違うと点になりません。個人的には以下の3つが間違えやすいかなと思います。
○アミトリプチリン ✕アミトリプチン
✕スマトリプタリン ○スマトリプタン
○イストラデフィリン ✕イストラデフェリン
それに作用機序や適応症などの特徴も理解しておかなければならないのでみんなここで苦しむと思います。物量があまりにも多すぎてキ○ガイになってしまうかもしれません。キチ○イにならないのは暗記力の良い方だけです。僕も友人も、試験前は本当にキチガ〇みたいになりながら覚えてました。単位が取れるか不安すぎて、精神的に不安定になるのも無理はありません。追い詰められないようコツコツと勉強しておくべきです。
個人的な話をすると、この試験の2週間ほど前に旧友から「これから遊ぼうぜ!」と連絡が入りました。無計画で何事も後回しにしたがる僕でも、流石に薬理はそろそろやらないとマズいと感じていましたが、この先ワイワイできる機会もそうあるまいと思ったので補講をサボって出かけることにしました。昔の余韻に浸りながら「この感覚、久しぶりだなぁ」と思っていたら、気付いた頃には試験まで残り100時間を切っており、更に漢方やスペクトルの勉強もろくに手を付けていなかったので、ここで留年の危機に直面してしまいました。慌てて追い込んだのですが、似たような薬が多すぎて頭がおかしくなってしまいました。あまりにも〇チガイすぎて周囲に悪影響を及ぼしかねないと判断したので酒の力を借りて気分を落ち着かせましたが、これも恐らく良くない選択です。何故なら、アルコールはGABA増強薬なので勉強中に爆睡してしまう可能性があるからです。量を間違えなければ大丈夫だと思いますが、そもそも僕みたいにならないよう早めに取り組んでおきましょう。
ただでさえ覚えることが多くて大変なのに、去年は問題数が増えました。先生曰く「いや~、今年はみんなできるかなって思ったからいつもより多くしてみたよ!えへっ☆」とのこと。
「えへっ☆って何だよ!!」
このときは流石にイラっとしました。そのため本来より5分早く試験開始となりましたが、再試対象者が全体の4割を占めたのでここが一番の山場だと思います。一昨年は3割以上Sを出してたのに去年は5人しかいなかったので、これ以上難化しないよう全力でお祈りしましょう。先生はウイスキーがお好きなので、みんなでお金を出し合うなりして贈るとより効果的かもしれません。僕に買ってくれても全然構わないですけど。
さて、これも鯖に問題載せといたので、気分転換にYMの薬理でも解きながら頑張ってください。YMの薬理がてきるようになれば多分単位が来ると思います。
なお、採点は機械がやっている訳ではないので、単位が取れたと思っていても再試になってしまう場合があります。あれ、おかしいなと思ったらすぐに連絡してみましょう。成績発表の翌日に再試の手続きがあるので、メールの件名には〈至急〉とつけておくと良いと思います。一方で事務課は発表当日の朝9時から11時までしか対応してくれません。阪大の場合は1週間も猶予があるというのに、理科大はたった2時間しかないのです。かなり意地悪だと思いました。というのも、時間内に必要なものを調べて、かばんに入れて、寒い中歩け歩け大会しないといけません。それに我が家から大学まではそれなりの距離があります。しかも成績発表の前日はウイスキーの飲み比べをしてへべれけになっており、ボトルを片手に倒れ伏していたので朝早くに起きられるはずがありませんでした。こちら側としては単位が来ていると思っていましたし、飲んだ量を考えれば仕方ないことです。しかし事務課は頭が固いのでどんな理由があろうと1秒でも遅れると受け付けてくれません。バトルを挑んでも勝てないので、皆さんも困ったときは先生に直接相談しましょう。
YMは鬼の早田先生の授業になります。クリスマス近くになるとお菓子のプレゼントがあるらしいです。これ以上の詳しいことは知りません。
実習
・医薬資源学実習
YPは必修で、YMは希望者のみ取るやつです。
羽田先生は生薬の成分抽出と漢方処方の解析、安元先生は生薬と薬草の観察を担当します。漢方解析では生薬をむしゃむしゃできる貴重な機会なので、出来る限り試した方がお得だと思います。個人的には麻黄が一番美味しかったです。
面白いのは圧倒的前者ですが、逆に生薬観察は実習の中で一番しんどいと思います。なので観察の日は「早く帰りたいなぁ」と思いながらお昼ご飯を食べ、「早く帰りたいなぁ」と思いながら実験室に行き、「早く帰りたいなぁ」と思いながら説明を聞き、「早く帰りたいなぁ」と思いながらお絵描きしてました。
ここでも安元先生は実習書の音読しかしないのでつい眠くなってしまいますが、ちょこっとしか言わなかった内容が普通にテストに出されるので気を付けましょう。体感では半分ぐらいはウトウトしてたように思いますが、寝てしまう自信がある人はボイスレコーダーを忍ばせておくと良いです。しかし後で独学しようとしてもそれが子守歌になってしまう可能性があるので、実習前に魔剤でも飲んでおくべきだと思います。血糖値が上がることでかえって眠くなるかもしれませんけど。
羽田先生の実験では予習した方が良いと思いますが、安元先生のはやりようがないので持ち物を揃えて普通に参加してください。観察ノートはわざわざお高いのにしなくても、その辺の100均のやつで全然大丈夫です。あと、生薬観察の時も白衣が必要なので注意です。白衣を忘れてもSが来ましたが、態度点でいくらか引かれるので勿体ないです。みなさんは家を出る前にきちんと確認しましょう。
ペーパーテストについて、Discordに問題載せてあるので参考にしてください。羽田先生分は過去問通りと言われてますが、試薬の構造式を書かせてくるようになったので気を付けましょう。4-ジメチルアミノベンズアルデヒド(左)と4-メトキシベンズアルデヒド(右)のどちらか片方は必ず出ると思います。出なかったらすいません。
レポートについて、羽田先生のは今までと同じように、安元先生のノートは植物学的用語を用いて丁寧に書きましょう。またケイヒ末の観察では葉柄が確認できたか否かで終わるのではなく、その結果として何が言えるかまで書いてあるとポイント高いと思います。提出期限は実習試験の翌日までだった気がするので慌てずきちんと書いた方が良いです。
・生物化学実習
いくつかあります。めんどいです。
説明会があるので忘れないでください。
①免疫学実験
原田先生とELISAをやります。
最初に原理などの説明があってつい眠くなってしまいますがちゃんと聞きましょう。レポートではサンドイッチ法について書いたのですが、ペーパーテストでも似たようなのが出るのかと思いきや実際は免疫細胞について問われてました。選択肢の中にRANKLはありませんでした。
実験操作自体は誰でもできるので心配しなくて大丈夫です。測定も機械がやってくれるので、考察を頑張りましょう。
②遺伝子工学Ⅰ
佐藤先生とPCRをやります。
これも最初に1時間ほど説明があって眠くなりますがテストに出るので要注意です。実習書に長々とあるアシロマ会議云々も読んでおくよう言われましたが、結局は出ませんでした。
英語だらけで吐き気がしそうですがそんなに難しい内容ではないので予習しておきましょう。帰る前に尋問されたと思います。
F, Rプライマーを見て訳分からなくなったとしても、臨検ではないのでご丁寧に誘導がありますし、上記の原理を理解できているなら生成物の理論上の大きさは秒で分かると思います。足し算すれば良いだけです。
また、PCRマスターミックスに含まれている各成分がどういう役割を果たすかなども調べておくと良いです。
持ち物として指定されている片対数方眼紙について、ここで1枚しか使わないので友達や実習グループの人達とシェアしましょう。確か生協で400円しなかったはずですが、予備を考えたとしても10人ぐらいで割り勘するとお得です。せっかく買ったのに余ってしまうと勿体ないですし、浮いたお金で何か飲んだ方がよっぽど有意義だと思います。
※放射線実習を受ける人は6~7枚ぐらい持っておくと良いです。
ネット上に転がっている方眼紙は目盛りが正確ではないとかいう理由で受け取ってもらえないので気を付けましょう。
③遺伝子工学Ⅱ・Ⅲ
樋上研、秋元研の助教の方々とタンパク質の発現、精製、確認を行います。
なんかこういうやつを使います。2班で1枚なので使ってみたい人は積極的に動きましょう。
この実習は正直言って退屈です。遺伝子工学1もまぁそうなんですけど、待ち時間がめちゃくちゃ長いので、空き時間にレポートを書いたり、メンバーとお喋りしないとやってられません。おすすめの暇つぶしアイテムはApple Watchです。スマホを出すのは気が引けますが、これは立派な時計なので怒られる心配がありません。iPhoneと連携して様々なゲームができる上に、録音機能があるのでとりあえずポチっておけばテストを気にせず寝ることができて良いと思います。実験中に時間を計測しなくてはいけないのでその時に使うなどと屁理屈を並べれば、仮に注意されたとしても没収されることはないでしょう。知らんけど
これも尋問タイムがあったので、早くお家に帰りたいなら事前に予習しておきましょう。
④微生物学実験
野口先生と前期に学んだ菌をマゼマゼしてヌリヌリしていきます。
培養前にグラム陽性・陰性の違いやら滅菌の種類やら培養方法などの説明があります。勿論テストに出ますが、優しいことに事前に出るところを教えてくれます。ただし微生物学2の後半にボソッと言って終わりなので、生化学の再履がある人は誰かに教えてもらってください。
去年は扱った菌の学名と滅菌法、オートクレーブの条件が問われていました。条件は世間一般的なものではなく、あくまで本実習における条件なので寝ない方が良いでしょう。
実習内容として、初日は培養したらさっさと帰れるので別にどうでも良いですが、翌日は各種試験を行いその場でレポートを書いて6時までに提出しないといけません。先生は「みんな頑張っていらっしゃるな~」ぐらいにしか見ていないと思いがちですが、意外と細かいので真面目に取り組みましょう。
結果の記録では自分の目で見たことを書くべきですが、培地の色の変化が分かりにくいかもしれません。一応大腸菌(E. coli)はIPA陰性なので気を付けてください。