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家族の大切さを教えてくれるスパイファミリー

知らなかった。こんな漫画があるとは――。

なにげにランキングを観ていて地味な表紙だなという印象しかなかったスパイファミリー。『SPY×FAMILY』と題されたタイトルを観ても何のことかわからなかった。

むしろジャニーズとかほかのコミックのほうが気になったくらいだ。

だが。

ランキング上位に何巻も上がっているというのは売れている証拠。調べてみると驚いた。

累計2500万部にもなるという。

なんでこんな灰色の表紙なのにそんなに売れているのか。逆に気になった。

ある意味それほどの売れ行きの漫画に肩を並べることができたなんて、思いも寄らなかった。

むしろ自分たちの『作品』にもっと誇りを持ってもいい、そんな気がした。

セブンネット92万冊中ランキング5~7位

TV漫画のほうを観て何となく理由がわかった。スパイの男がターゲットとする相手の子どもと仲良くするために、架空の家族を作るところから物語ははじまる。

そうして妻は殺し屋、子どもは読心術能力を持つ3人家族。それが時に入試に向けてひとつの家族(本当の家族)になっていくという物語。

血がつながっていないのに、心もつながっていない筈なのに、心を通わせていく――そこに心惹かれる部分があり、スパイという役柄上ドキドキワクワクする展開になっているのだ。

いま人と人とのつながりが希薄になっているだけに、それだけ家族の絆が見直されていると気づいた。だからこそセブンネットさんも推薦してくれたのかもしれない。

「離婚回避のトリセツ」
アマゾン
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セブンネット
https://7net.omni7.jp/detail/5110995473

セブンネットオススメの1冊

ふり返れば妻のれいこの両親もケンカが絶えなかったし、僕は親との確執があった。けれどふたりともそこを乗り越え、いまにつながった。夫婦、家族が仲良くいれば、少々のことは乗り越えられると。

けれどその一方で僕は親と仲良くしないといけないとか、結婚しないといけないとか、子どもは持たないといけないといった決めつけにも反発を覚える。

なぜなら僕自身が結婚にも反対だったし、子どもも持ちたくなかったし、親のこともずっと嫌いだったからだ。だからそういう人の気持ちも一方ですごくわかる。許せない気持ちというのが――。

だから人生こうあらねばならないとかといった決めつけや枠組みはない。ただ、少しだけ相手のことに想いを馳せることができれば、いまよりももっと住みやすい世界になる。

そんな想いを込めてこの1年と4か月、妻と二人三脚で書き続けてきた。

それがいま、こうして多くの人の目に留まるようになって、改めて責任を痛感している。

オープニングヒゲダン、エンディング星野源の曲もいい。

6月7日(火)には待望の紙(オンデマンド)印刷版が出る。

少しずつ着実につながりの輪は広がっていると感じている。

ほんとうの家族以上の家族


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