第二回「蝶の治」のすゝめ
前回の開催から早4ヶ月。
少し秋めいてきた10月に第二回「蝶の治」のすゝめは開催されました。
ついに二ツ目生活も二年目に突入した蝶の治さん。
様々な挑戦をしながら過ごした一年。
心なしか一回り大きくなったと感じます。
語り口が太くなって重厚感や鋭さが増した一年。
二年目はどんな変化を見せてくれるのでしょうか。
さて、この第二回の目玉は何と言ってもお囃子さん!
二ツ目になりたての若い落語家さんが地方にお囃子さんを連れて来られるというのは本当に珍しいことですし大変なことだと思います。
私も最初は驚きましたが、今この時点で生の三味線入りの演目を観られる機会があるならば、それは観ておくべきだと思いました。
思い立った時、それがいつだってベストタイム。
お囃子の井出窪泉さんは本当に素敵な方でした。
短い時間ではありましたがお囃子さんの貴重なお話も伺うことができ、大変勉強になりました。
お客様からも大人気で来ていただいて本当に良かったです!
三味線入りの演目は「明石飛脚」と「深山隠れ」のニ席。
どちらもダイナミックで、躍動感たっぷりの蝶の治さんにはぴったりの演目だと思いました。
伸びしろはまだまだいっぱい。
これからどんな風に進化していくのか楽しみです。
そしてもう一つの目玉が「踊り」
今年の1月から習い始めたという踊りをついにお客様の前で披露。
それまでのどっしりとした雰囲気から一転、急に初々しい。
そこが良かったと評判でした。
いつもより少し小さめの会場で平日開催ということもあり、少数精鋭ではありましたが、非常に密度の高いお客様で楽しい二日間になりました。
後々振り返った時、貴重な回の一つとして思い出される。
そんな予感がしてならない、ちょっと不思議な雰囲気の面白い回になった気がします。ご来場下さった皆様どうもありがとうございました。
また来年も模索する「蝶の治のすゝめ」シリーズは続きます!
どうぞよろしくお願いします。