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BMW BERLIN INLINE SKATE MARATHON

『BMW ベルリン インラインスケートマラソン』

8000人が参加する世界最大のインラインマラソンイベントです。
世界のトップレベルの大会であると同時に、フィットネスからビギナーまで、安心して参加できる垣根の低い大会でもあります。

ランニングのワールドメジャーの一つであるベルリンマラソンの前日に、同じコースを使って開催されます。エントリーや現地での受付はランニングと共用になっています。

【どうやってエントリーする?】
https://skating.bmw-berlin-marathon.com/en/your-registration/registration/
 ■ウェブサイトからエントリーできますが、今のところはドイツ語や英語なので、言葉の心配がある場合は専門の業者の方へお願いすると安心です。
 ■エントリーは1年近く前から始まっていて、早くエントリーするほど参加費が安くなる仕組みになっています。(2019年の例では4000人まで75ユーロ、それ以降95ユーロ)
また、定員は1万人、レース約1ヶ月前の8月の終わりにエントリーは締め切りになります。
 ■エントリーフォームを進めていくと、健康問診票(PAPS TEST)の受講結果番号の入力が必要になります。こちらは別画面でYES/NOにチェックを入れて、終了した後の番号を入力します。

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【受付は?】
 ■大会直前の2日間、ベルリン市内のホール(年によって会場変更されることがある)で受付します。ランニングのマラソンと同じ会場ですので、数万人の受付で若干混み合います。(スケートとランニングはデスクが分かれているので、何十分も待つことはありません)
 ■受付会場はそのままエキスポ(スポンサーやスポーツ関連のお店がブースを出している)会場となっていて、メーカーの最新モデルや他では買えないイベントグッズが買えます。ものすごく楽しい!

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【出発〜ベルリン到着】
■ 格安の中東系航空で(サービスは素晴らしい!)アブダビのミジンコみたいな形の人工島を眼下にベルリンへ飛ぶ。バスと地下鉄で都心へ向かうと夜も更けて、今宵の宿「3匹の子豚(Three little pigs)」にたどり着く。
茶色いヒゲの兄さんに予約を告げ、シーツを持ってベッドルームに入り込む。
ホステルなので、女の子もいれば、中年のおっさんも家族連れもいる。ヨーロッパのホステルは、概して清潔で綺麗。設備も手入れも行き届いているので、滞在に不便を感じることはない。

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【2日前】
■ 市内はすでにベルリンマラソンの熱気が始まっている。受付をしに、空港跡の展示場広場へ向かう。地下鉄にはすでにスニーカーのランニング姿(レースは3日後なのに!)の人々。ついていくとそのまま受付会場に着く。
受付は、会場の最奥にあり、その手前には数百のブースが広がっている。8割はランニングの方のグッズ販売だが、インラインスケートのメーカーブースもたくさん出ている。これだけスケートグッズが集まる大会は他にない。
メーカーの人と話しながら1日だらだらと過ごし、次の日も居座ってすっかり顔なじみになる。もともとアジア人でインラインスケートに出る人は多くないので珍しさもある。

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【当日】
■ 浮き出すような空気のなか、スケートでスタートエリアまで移動する。ベルリン市内は大きくないので、スケート移動でどこでもすぐ着く。レースはお昼前のスタートなので、朝はわりとノンビリである。
事前受付でもらった名札付きのビニールバッグに荷物を入れておけば、帰りまで預かり所で預かってくれる、のだが混雑するので馴染みのメーカーのブースに荷物を預かってもらう。

■マラソンの前には、100mスプリントレースや、キッズレース、ビギナー向けのショートレースもある。

■ スタート30分前にはもう7割方の人がスタートラインに集まっている。「スタートライン」といっても、横には10人くらいしか並べないので、先頭から後ろへ1km近くの列になる。
事前申告の持ちタイムでスタートゾーンが決まっている。それでも、ゾーンの中での位置は早いもの勝ちなので、前の方にうまく入り込む策を練る。

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【レーススタート】
■先頭グループは、地獄の速さで始まる。時速40〜50kmで最初の5kmを走り続ける。先頭が落ち着いてくるころ、最後尾がスタートラインを通過する。
先頭だけを見てると本当に無茶苦茶なスピードだが、それも最初の500人くらいまで。あとにつづく7000人は、実に楽しそう。

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【レース終わってアフターパーティ!】
■ ゴールして、すぐさま完走メダルを受け取ったら、荷物を持ってホステルへ。
一息ついて、夜を待つ。
受付でもらった中に、表彰&アフターパーティの招待状が入っている。
会場は市内の反対側のクラブ。カジュアルに着替えて、パーティ会場へ。レース仲間もすでにたくさんいる。
スクリーンを背景にサラッと表彰が終わると、あとはクラブパーティの始まり!
同じレースを走った中なので、すぐに仲良くなる。お酒も入って最高潮!
ベルリンは深夜も電車が動いているので、ヘロヘロになりながらもホステルにたどり着く。


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【翌日】
■ インラインスケートレースの翌日は、ランニングのマラソンが開催される。市内のトラムや電車は通行止になっている。とはいえ、ベルリンはそう広くはないので、歩いても観光ができる。
ランニングの選手たちを覗きながら、見残した街を探索する。
スケート選手の中には、ランにもエントリーしてダブルを狙う選手もいる。

レースの楽しさはもとより、事前のエキスポからアフターパーティまで、トータルで面白いイベントです。


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Hiroqui Totori
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