考010 SPORTS BALM
あったかくなってきて、外の練習も気持ちいいばかりになってきましたね。冬場のがんばりの成果が春、花開きます。
冬、走り込みました?寒い中走るのは気持ちが重たいですよね。走り出してしまえばなんとかなるのはわかっているけれど、サイドジッパーを下ろすあの瞬間を思うと、あと5分だけ布団と仲良くする方が人生有意義なんじゃないか、と真剣に哲学的理由を探してしまいます。
インラインスケートの道具というわけではないんですが、この冬、走るときに欠かせないアイテムだったので取り上げます。東京はもう暖かくなってきちゃいましたけども、来冬、あるいは寒冷地への遠征がある方へ。
今回は「スポーツバルム」です。
取り扱いは基本的に自転車屋さんです。自転車乗りも寒いのは一緒。いかに寒さを感じないで練習に打ち込むか、そのための道具です。ロードバイクを扱うお店で手に入りますが、調べたところ、あまり多くはないので、ネット通販の方が便利かもしれません。モノも、値段もさして変わりませんし。
初めて使ったのは10年以上前、知り合いのスケーターから、あまり使わないからと譲ってもらったものでした。以来ちょっとずつちょっとずつ使ってましたが、この冬とうとうなくなりまして、改めて買うことにしました。
【10年前の逸品。10年間常にバッグに入れてました。パッケージは剥がれてしまいましたが、このケースは嵩張らず好きでした。】
スポーツバルムっていう名称なんですが、こういう機能のもの全般の一般名称とばかり思っていたら、ブランド名でした。セロハンテープやローラーブレードみたいな感じで。
そんなザックリな名前をつけるだけあって、この分野の王道なようです。
僕が使っているのは、塗ると温かくなる「RED SERIES」ですが、スポーツバルムには他の機能性の塗布剤もあります。
【手触りも匂いもタイガーバームによく似てます。少し硬めです。ミニドラム缶型にたっぷり入っているので、使い終わるのはまた10年後か、、、】
RED SERIES には3種類あって、簡単に言えば使うときの気温によって使い分けます。
で、僕はずっとレッド3を使っています。一番温まるもので、気温0〜5°C用です。とは言え、例えば12°Cのときに使っても別に大丈夫です。あち、あちちち!足が燃えてる!みたいなことにはなりません。
15°Cを越えるようなら、スケーター的には普通にしていても快適温度なので、体温という意味では、塗らなくても大丈夫ですよね。ただ、皮膚の保護機能もあったり、局部的に冷えやすい膝を温めると動きが良くなったりしますので、あればあるに越したことはないですね。
そうです。膝です。
触ってわかるように、膝表面にはほとんど脂肪も筋肉もないので、すぐ冷えて固まります。膝をいかに温めるかが、スケーターには大事です。年齢が上がるにつれて体温も下がってきますので、年々その重要度は増していきます。なんとなく滑りが思うようにいかない、そんな時、膝を温めると変わるかもしれません。僕は変わります。
最後に、練習後、お風呂に入る前に布巾などでしっかり落とすことをオススメします。体感温度が上がるので、お湯は激熱になります。(といっても悶絶するようなほどではありません)僕は毎回シャワーを浴びながら、落とせばよかったと後悔しています。
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