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考016 Atomwheel Sub7

 たぶん使ったことのある人はほとんどいないだろうし、これからもあまりいないでしょう。なぜならアメリカのインドアしかほぼ使い道がないから。

 何度か書いていますが、アメリカのインドアリンクは、専用ワックスのおかげでグリップがものすごいです。小学校の体育館の「キュキュッ」を10倍にしたようなグリップです。どれだけ傾けても足が抜けることはないし、転んだときには滑らずにギュッと止まります。想像するとちょっと背中がゾワッとしますが、蹴ったり無駄に滑らしたりしなくてよい(できない)ので、体重移動の練習にはもってこいです。

 現地でよく使われているインドアウィールは、Matter wheel のlethal、World Record Wheel(TLTF)のTRUTH やGAME CHANGER、そしてAtom のSub7の3メーカーで占められています。分散してきているものの、レースでのトップシェアは依然としてAtom Sub7のようです。アメリカのインドアで培われてきた老舗メーカーの蓄積は伊達ではありません。Lethal やTLTFが超ハード路線の作りなのに対し、(ハードではあるけれども)少し弾力を感じる作りになっています。それでもちゃんと伸びるのがAtomのスゴいところ。もしアメリカで滑る機会があってタイヤを買うとしたら、これをお勧めします。そしてアメリカのインドアを走るなら、インドアタイヤでないとどうにもなりません。

 ちなみに個人的にインドアウィールを3、4本持っていますが、これまでのところ日本で使い道は見当たらないようです。笑






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