ひろピィ

主にバイオ。よく増資をくらう株クラです。

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最近の記事

バイオ関連の特許関係

パイプラインの進捗・導出・上市を目指す、バイオベンチャーの経営について、とても大事なものとして特許関係があります。どんなに優れた薬であっても、特許が残り1年で上市したらすぐに後発薬が発売され、1年だけの売上げでは治験費用含め諸々をまかないきれません。よくバイオのIRに特許を取得しました等が出ていってこい(株価が急騰後、急騰前に値を戻す)することがあります。今回はこの特許について触れたいと思います。日本ジェネリック製薬協会のHPに大まかにまとめてあるのでご参考までに。http:

    • 新薬開発(ブライトパスの治験結果を受けて)

      2018年5月17日に主要評価項目を達成できなかったブライトパスバイオ(旧グリーンペプタイド)4594。まず、このパイプラインについて触れていきたいとおもいます。 以下の「ペプチドワクチンは実用化可能なのか。グリーンペプタイドの挑戦【日経バイオテクONLINE Vol.2324】」の記事からの引用になります。 まず、富士フィルムに導出済みのITK-1について導出条件から、 契約一時金:なし マイルストーン:フェーズIII終了時点で1億円         承認申請時点

      • バイオ銘柄の分類(新薬開発と流れ)

        バイオ銘柄の醍醐味である新薬開発について。薬は大まかにわけると、 ①新薬候補となる活性をもった新規化合物(ヒット化合物) ②ヒット化合物が生体内で有効性を確認された化合物(リード化合物) ③phase1(健康なヒトでの安全性の検証) ④phase2(対象とする疾患罹患者での安全性・有効性・投与方法の検証) ⑤phase3(phase2の大規模版、既に上市している薬と比較し有効性があるかの検証) の過程を経て上市します。医療政策などの問題も合わさり、⑤をクリアしたか

        • バイオ銘柄の分類(研究支援)

          治験自体を行っていく一発逆転狙いのバイオ銘柄(笑)の前に、治験を支援していく会社を取り上げたいと思います。 CRO(医薬品開発業務受託機関):会社が新薬を認可申請したり、トクホに申請したりするときに第三者機関として客観性を担保してデータの解析などを通し研究を支援する機関のこと。 大型治験の進捗状況などの影響を受けますし、競合も多いのでなかなか大変な印象です。また、CRO専門のところもあれば、何らかの研究資材や動物を提供しつつCROを行うところもあります。会社から依頼を受ける

          バイオ銘柄について(バイオ銘柄の分類、ワクチン・抗癌剤・再生医療etc)

          まずバイオ銘柄について分類していきたいと思います。 大きなくくりとして大型か新興かになります。大型は既に上市薬を多数抱え、開発能力および販売能力を保持している企業達です。具体的にはアステラスや武田、第一三共、塩野義など。こういった大型は得意分野や苦手分野が当然ながらありますが今は時流としてアンメットメディカルニーズ(まだ満たされていない医療上の必要性、医療ニーズ)へ焦点を当てた開発が主軸になっています。実際世界のブロックバスター薬をみるとリウマチや乾癬、多発性硬化症など難病

          バイオ銘柄について(バイオ銘柄の分類、ワクチン・抗癌剤・再生医療etc)

          バイオ銘柄のいろは(intro)

          twitterで何かと話題のnoteをはじめてみました。まずはバイオ銘柄のパイプラインの見方と決算書の見方。増資がいつ頃くるかの予測について。等々まとめていきたいとおもいます。予定では以下の通りです。 1.バイオ銘柄について(バイオ銘柄の分類、ワクチン・抗癌剤・再生医療etc) 2.バイオ銘柄のパイプラインの評価について(レポートおよび先行薬との比較) 3.決算書の見方と増資の可能性について 4.バイオの夢と現実 もっと増えるかもしれませんがこんな感じを予定していま

          バイオ銘柄のいろは(intro)