見出し画像

2025 ドラマMAP

※たぶんネタ漏れてます。

今年も異様な量を見ている。暇はドラマの味方だが、暇じゃなくとも見ている。気になるドラマがあったらタイトルで録画。多少面白くなくても結局最後まで見てしまうタイプだ。

いま一番楽しみにしているのは「べらぼう」。横浜流星を拝めるだけでもありがたいのにストーリーがべらぼうに面白い。「天下堂々」や「黄金の日々」あたりからの記憶を持つ妖怪NHKドラマウォッチャーから見ても「いちばん面白いんじゃね?」と思うほどである。脚本家の森下佳子さんは「女城主直虎」で大河経験済みだが、私が忘れ得ないのは「天皇の料理番」だ。「JIN〜仁」や「とんび」もハマった。現代劇も描くが、特に時代劇が上手いように思う。

バカリズム脚本の「ホットスポット」も勿論見ている。面白いが、女チームの宇宙人使いの荒さがちょっと気になる。なんらかの伏線で回収されるのか、ただ図々しい女たちなのかわからない。それにしても角田さんは名演だ。宇宙人側にも嘘をついたりニンゲン臭いところがあり、温泉の宇宙人に対する効能を語る様など愛らしい。

あとは「私の知らない私」や「地獄の果てまで連れて行く」。こういったドロドロサスペンスは毎シーズンないと困る。昼メロなき今、深夜のソープオペラが楽しみだ。前にやっていた「夫の家庭を壊すまで」のまりかちゃんは良かった。姑を詰めるシーンはスカッとしたよね。

予想外に面白いのが「東京サラダボウル」。「阿修羅の如く」を見て、年に何度かの松田龍平ブームを迎えたので見始めたのだが、ドラマ全体的に面白い。不法滞在者役のチャン・ハンさんがとても良かった。人種の坩堝となりつつある日本の現状をよく描いたドラマである。

BSで再放送中の「帰ってきた時効警察」も見ている。放送中テレ朝まで「霧山まんじゅう」を買いに行ったものだ。時効になった事件を「趣味で」調査するという、ゆるサスペンスコメディであるが、今見ても面白い。

やはり再放送で「夢千代日記2」も見ている。原爆症に苦しむ薄幸の芸妓を吉永小百合が演じる。樹木希林がお三味と唄が得意な「菊千代」という役ででているのだが、十八番の「貝殻節」をドラネコみたいな顔で唄うのが可愛い。「貝殻節」は民謡クルセイダーズの演奏で初めて知った。「カワイヤノー、カワイヤノー」という歌詞は「可愛らしい」だと思っていたが、「かわいそうだ」という意味らしい。重たい貝を引き上げる辛さを歌っているのだ。
奄美大島の民謡では「愛し」を「カナシ」と読んだりするし、言葉というのは面白いものだ。

「夢千夜日記」の中で私が最も好きなキャラクターは緑魔子演ずるストリッパー、アサ子。宇野亜喜良のイラストのような神秘的な容姿と分厚い化粧。
ケバい見てくれに似合わぬお人好しで少し馬鹿な切ない女。「あんちゃん」と呼ばれる照明係(あがた森魚)と親しいが、彼の将来のために雇用主の目を盗んで逃がしたりする。たしか「傷だらけの天使」にも彼女は出ていた。その名の通り魔女のような彼女の魅力は唯一無二で、昨今あのような女優は見かけない。

さらに「坂の上の雲」と「女城主直虎」も見ている。直虎はリアタイしていたのでうっすら記憶がある。たぶんもうすぐ小野が…小野が…と思うと見るのが辛いが見ると思う。

そういえば「クジャクのダンス誰が見た?」も面白い。父親役のリリー・フランキーを見てほんと不思議な人だと思う。たしかイラストレーターだったはずだ。たしか「おでんくん」の作者で…それがなぜか「ココリコミラクルタイプ」に出ていて…かと思えば「東京タワー」で本屋大賞をとっていた。そしてあげくの果てが役者だ。悪役から善人まですべてスッとこなす。遅咲きの役者というのはいるが、まったくの異業種からこんなふうにさり気なく役者になる人がいるだろうか。「万引き家族」ではカンヌまで行ったし、それって…出身地である小倉を後にした時には思いもよらなかった人生なのでは。私がいつも不審に思っているピエール瀧とも親しいようだし、あやしいタイプの人は気になる。

数えてみるとちょうど週に10本だ。前期はもっと殺人的スケジュールだった気がするので楽勝である。もうコタツからでない。ネトフリも見る。
ファイティン、私!

#ドラマ
#べらぼう
#ホットスポット
#クジャクのダンス誰が見た
#夢千代日記
#リリーフランキー
#緑魔子



いいなと思ったら応援しよう!