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ブレイキングバッドからの永遠のトライアングル

※ネタ漏れします。

「ブレイキングバッド」を初めて観たのはもう10年以上前になる。あんな  エグエグのダーク・クライムストーリーをまだ高校生くらいだったJと観ていた。当時我が家には週末にTSUTAYAに行く風習があり、各々好きな映画やドラマ、CDなどを借りるのが慣わしだった。お互いの借りてきたものを共に楽しむこともあり、特にJとはよくおなじドラマにハマった。「デスパレードな妻たち」「プリンスコーヒー一号店」「グリー」「ディスイズアス」「オレンジイズニューブラック」…。よく考えてみれば親子で見るには気まずいようなシーンを含むドラマもあるが、私たちは何故か平気で、わりとオープンに内容を話したりしていた。

あれから時が経ち、映画やドラマはサブスクで見るモノに変わった。以前通ったTSUTAYAはレンタルスペースが3畳ぐらいになり、あとは本や文房具の店に変わった。2階は意外なことにニッチな映画館になった。3スクリーンもある。中も意外に広く、こんなにスペースあったっけな…と不思議に感じた。

ある日、Netflixでブレイキングバッドの続編「エルカミーノ」が観られることに気づいた。続きが観たいな〜と見終わって数年は思っていたが、それも過ぎて忘れかけていた。いつの間に制作されていたのか。スピンオフの「ベターコールソウル」は観た。ブレイキングバッドに登場するひたすら調子のいい弁護士ソウルを主人公にしたドラマだ。裏社会に精通し、甚だ信用ならない人物だが何故かコミカルで憎めない。彼の兄との葛藤、同業の恋人との複雑な関係、子供時代、親友…全編を通じてほろ苦さとユーモアーが流れている。ブレイキングバッドも本当に酷い話なのだが、なぜかたまらく可笑しい場面もあり、ピザのシーンとかハエの回は思い出しても笑ってしまう。

で、「エルカミーノ」を観てみた。
ああ、しっかりブレイキングバッドの
ラストからつながるのだな、と思った。そのうち私の推しのマイクと主役のジェシーが話したりしていて時間軸がわからなくなった。どうやらマイクは亡霊のようだ。他にもジェシーの友達や色んな人がでてくるが、だいぶ
「誰だっけ?」状態だった。加齢なる年月が記憶を飛ばしている。こんなことじゃ楽しめないよ!と10年ぶりにブレイキングバッドを見直した。やはり面白い。特に初回は神回だ。よくもこんなストーリーを考えたものだ。だがおぼろげな記憶もあるので、この後あーなるんだよなぁ…やだな、やだなー」という恐怖心の先走りもあった。

無事ラストまで駆け抜けて、再びエルカミーノを観ようとしているが、今度はブレイキングバッドについて忘れてるんじゃないかと不安である。ベターコールソウルとのつながりもあるだろうから、私はこの3本をグルグル観続けるのかもしれない。たぶんガラの悪い英語が身につくことだろう。

#Netflix
#ブレイキングバッド
#ベターコールソウル
#エルカミーノ

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