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外食産業の今後
私がまだ20代前半の時、飲食コンサルの某大手に勤めていました。
飲食業から水商売の世界に入り、その後、独立しました。
コロナ禍の渦中を超えて、外食産業の今後のニーズについて考えてみました。
飲食業はこれから、社会情勢の急激な変化、主に原材料費の高騰により更なる価格上昇はさけられないですよね。今見ている感じですと、低価格帯のいわゆる安さが売りのお店は当然、安くする事が出来なくなる為、今後の伸び代はかなり厳しくなると思われます。お客様が戻っているとはいえ、コロナ禍の中で外食に出向く回数が、圧倒的に減ってしまいました。するとどーなるか?
外食は最も身近なレジャーと言われてきました。
コロナ禍で外食する回数が減った今、どーせ外食するならいい物が食べたいと、ちょっとした贅沢をしたくなるものです。居酒屋さんの客入りをみていると、高級とまではいかないまでも、質のよいクオリティを提供しているお店はコロナ前の勢いを取り戻しているように感じます。逆に低価格帯のお店は客入りはほどほどに、上がらない客単価と長期滞在で苦戦しているように思います。
今後、更なる価格上昇となれば、もはや低価格を維持できなくなる為、更に厳しくなりますよね。
今は10名以上の団体での飲み会の圧倒的に減っていますから、広さを売りとする大規模店の経営も厳しくなると思います。
飲食店経営を始める場合は、スモールなパッケージで質を高めて、尚、マンパワーや人の魅力を活かせるお店が長く続く秘訣なのかなと感じます。
今後はロボット化やAIの技術発達により、外食産業にも人のいらない経営が主流になると思いますが、人に勝る差別化はないと思いますし、なんでもロボットがやってくれるお店じゃつまらないと思います。
心があるのが人ですからね。
心ある場所に人が集まる。