学習する時間を継続的に取らないことの弊害。ただ目の前の仕事に追われる日々でいいのか?
こんにちは、ひろポンです。
TechCommitのメンバーによるTechCommit Advent Calendar 2020 へ参加しました。
1日目担当ということで、この記事を書いています。
ノンジャンルということなので、自身の仕事/学習を振り返る良い機会にしようと思います。
3年ほど前からフリーランスとして活動していますが、仕事を請けすぎて休み無しの忙しい状態になったことがあります。
最初は収入も増えてよかったと思っていましたが、だんだんマイナス面が大きいことを実感しはじめました。
最終的には体や精神を壊して周りに迷惑をかけることになりました。
今回は仕事を請けすぎたり残業ばかりで学習時間を取らなかった/取れなくなった結果どうなったかを書いていこうと思います。
ある程度経験を積むと急に成長を感じなくなる
エンジニアとして仕事を初めた頃は何をやるにしても新しいことばかりなので、業務をこなせるように頑張るだけでもある程度スキルが伸びていきました。
ある程度の月日(1年〜1年半ぐらいでしょうか)を経験すると、業務も日々問題なく一通りこなせるようになります。
仕事ができるようになってきたという嬉しさを感じると同時に、意識しないと、より質の高い仕事ができるようにならないことを実感します。
仕事をしすぎることは弊害になる
仕事は無限にあり、タスクもやろうと思えば無限にあります。
やらないといけないこと、やりたいことは無限にあります。
落ち着いたら〇〇をやりたいな、って思っていても忙しい日々は終わりません。
案件は一度契約したら、ちゃんと完了するまで仕事をしないといけません。
仕事を入れすぎると、仕事以外に何かをやる時間がなくなります。
当然、新しい知識や技術を身につける学習時間もなくなります。
忙しいと充実感はあって収入も増えるので最初は良いと思っていましたが、これがステップアップへの大きな弊害となります。
新しい知識を得たり技術を学習しないと、今までの経験から得た引き出しだけを使って仕事するようになります。
このように仕事をすると全くスキルが伸びなくなりました。
業務を淡々とこなす日々で、業務知識は増えていきますが、技術的に新しく学ぶことがなくなったからです。
考えることなく今までの経験を使ってるだけなので、作業ゲーになってることを感じて、飽き性の自分としては仕事がつまらなくなってきました。
より高度な技術を身に付けたり、より品質のよいソフトウェアを作るにはそれなりの時間をかけて学習したり訓練する必要がありますが、もちろんその時間はありません。
ジレンマ
企業側としては自社の業務に精通した人材がほしいというのが自然だと思います。
しかし、技術者としては将来のことを考えて、どんな分野でも対応できるよう汎用的な知識やスキルを身に付けておきたいという気持ちがあります。
ニッチな分野に特化しすぎて、いま使っている知識や技術、その市場などが衰退した時に「新しい仕事が見つかるのか?」「違う分野でもやっていけるのか?」という不安があるからです。
常駐で仕事していたときは、残業ばかりで毎日帰るのが遅い時期もありました。
仕事ばかりで忙しくなると、これまた同じように新しい知識や技術を学ぶ時間もとれなくなり、ただ日々の業務をこなすだけになっていました。
業務のための学習も大事ですが、コンピューターサイエンスのように汎用的な知識も学ぶ必要があると考えています。(大学や専門学校はいっていない)
個人的には、業務のための学習と将来のための汎用的な知識やスキルの学習を半々ぐらいで行うのがバランス良いと思いました。
仕事を優先で本当に良いのか?を考え直した
ただ目の前の仕事を片付けることに追われていて、余裕が全くなかったです。
休みがないので体が辛くなり、体調がおかしくなってから気づきました。
やっとこの辺りで「本当にこのままだとマズい...」と思い始め、思い切って仕事を半分以下に減らしました。
いままで仕事で苦労して解決したことが、書籍をみるとそこにはより簡単に解決する方法が書いていました。
もっと早く学習していればよかった...と思う日々が続きます。
仕事を減らしてからの方が学習する時間がとれ、良い仕事ができるようになったと感じています。
スキルアップする時間を取らない、または取れないとなると誰にとってもマイナス面が大きい気がします。
仕事する時間は決めて学お互い協力して素早く片付けて、学習時間をとりたいですね。
スキルアップするには時間と労力が必要で、負荷もかかります。
継続するには運動したり食事や睡眠に気をつけたりする必要もあるでしょう。
仕事を優先にしてしまうとマイナスになることが多い気がします。
仕事以外を優先してちゃんとやることで仕事もできるようになることを心に留めています。
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