受験国語 記述問題①

記述問題が出来ないというご相談をよく受けます。しかし、文法や日頃の授業で基本問題が解けない生徒さんが、記述を書くという事は、大変難しいです。結局、文法や言い換えなどの基本に戻って、書くしかありません。

✅一文ごとの「主語」「述語」をはっきりさせる。それ以外は修飾語。
✅キーワードを見つける。
✅問題に則して、それらを組み合わせる。
✅字数に合わせて、文字をけずる。言い換えをしてみる。

✅問題

どうして僕は父を優しいと思ったのですか。文中の言葉を使い、２０字で答えなさい。(句点、句読点を含む)

✅本文

　お父さんが、成績が伸びず落ち込んでいる僕に、広々とした景色を見ないかと言って、車で海浜公園に連れて行ってくれた。
　人工の白浜と青い空を見ていたら、気分転換できた。「お父さんって優しいね。」とつぶやいた。

✅考え方

一文目の要約
お父さんが(主語)連れて行ってくれた(述語)。
二文目の要約
僕は(主語の省略)は、気分転換できた(述語)。
キーワード
優しい(父がどんなことをしてくれたから、そうつぶやいたのか)
気分転換
落ち込んでいる(気分転換する前は、どんな状態だったか)
「どうして」「なぜ」と聞かれたら、「～～から」と答えること。

✅考え方でまとめたことを書き出す。

下書き
父が、落ち込んでいる僕に、気分転換させてくれたから、優しいと思った。
文字数合わせ
問では「父」について聞いているので、「父」は省略できます。

✅模範解答

落ち込む僕に、気分転換させてくれたから。(20字)

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