受験国語 記述問題②

記述問題が出来ないというご相談をよく受けます。しかし、文法や日頃の授業で問題が解けない生徒さんにとっては、大変難しいです。結局、文法や語彙、言い換えなどの基本に戻って、書くしかありません。

✅一文ごとの「主語」「述語」をはっきりさせる。それ以外は修飾語。
✅キーワードを見つける。
✅問題に則して、それらを組み合わせる。
✅字数に合わせて、文字をけずる。言い換えをしてみる。

✅問題

私は、どうして悲しかったのですか。(20字以内で書きなさい。句点、句読点も含む)

✅本文

　親友の明美の誕生日だというのに、とうとう声がかからなかった。私は夜、ベッドの上で涙ぐんだ。

✅考え方

一文目の要約
声が(主語)かからなかった(述語)。

二文目の要約
私は(主語)は、涙ぐんだ(述語/悲しみの身体表現)。

キーワード
親友
誕生日
声がかからなかった
「どうして」「なぜ」と聞かれたら、「～～から」と答える。

✅考え方でまとめたことを書き出す。

下書き
親友の明美の誕生日なのに、声がかからなかったから。

文字数合わせ
「親友であること」が重要なので、明美の名前は省略。
親友の誕生日に、声がかからないから。(1８字)
親友の誕生日に、声がかからなかったから。(20字)
親友の誕生日なのに、声がかからないから。(20字)

✅模範解答

親友の誕生日に、声がかからなかったから。(20字)

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