OKTA(OKTA):FY2022 3Q決算|Auth0買収も奏功し、高成長継続
ここ数年の間で、クラウドサービスの利用が進むその裏側で、私たちが利用するクラウドサービスのアカウント情報(ID・パスワード)を一元管理できるサービスを提供するOktaも伸長
今回は2021年12月1日にOkta(オクタ)のFY2022 第3四半期(8-10月)を解説していきたいと思います。
また最近Youtubeも始めたのでこちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。
なおこの記事は2021年12月3日(金)に執筆され、足元の変異株に対する憶測が連日報道されている中で、3.市場の反応が変わる可能性が高い点はご了承ください。
0.オクタとは?
なおオクタの事業内容からご欄になりたい方は過去の記事をお読みください。
1.FY2022 第3四半期(8-10月)業績ハイライト
OktaのFY2022第3四半期(8-10月)の売上高は前年同期比(YoY)61%増の$351mil(約390億円)、2021年5月3日に買収が完了したアプリ開発者向けアイデンティティプラットフォームAuth0の業績も加わり、過去4年の年換算成長率を上回る売上高成長となっています。
またサブスク収益の粗利益率も1.6ポイント低下したものの、80.5%と引き続き高い粗利益率を維持しています。
2.決算説明会のハイライト
FY2022第3四半期(8-10月)の総顧客数は、前四半期(QonQ)から新たに950社獲得し、14,000社となりました。
また年間契約金額$100,000(約1,100万円)以上の顧客数も前年同期比と比べて59%増加となる2,825社と大手企業の獲得も堅調です。
Net Revenue Retention Rate(既存顧客の継続率)は122%、顧客企業の従業員数増加やアップグレード等によって既存顧客からの売上高も順調に増加。
既に継続済みの未収収益(将来的に売上高として計上される見込みがあるもの)は前年同期比で49%増加、むこう12ヶ月に計上される見込みのある未収収益も$1,180m(約1,300億円)と前年同期比で57%増加。
3.市場の反応
今回の決算発表を受けて、時間外取引では7%の下落があったものの、12月2日には、前日終値から12%上昇。
引き続き順調にな顧客獲得状況に加えて、RPOも積みあがっていることから市場は好感。
とはいえ、足元ではオミクロン株による先行き不透明感や金融緩和縮小のペースが速まる観測から、上値が重い展開がしばらくは続くでしょう。
4.最後に
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またこれからもGAFAMをはじめとする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m