台湾を左回り旅(5) 墾丁編
2週間かけて台湾を左回りする旅。「台湾を代表する南国リゾート」と地球の歩き方に書かれている墾丁に行ってみました。
高雄に続き墾丁でも台風の影響が残っていましたが、それなりに楽しみました。
行き方
鉄道は通っていないので、バスが一番安価な移動手段です。高雄から直通のバスがあります。東海岸側から鉄道で向かう場合は枋寮駅で降りて、そこからバスに乗り換えるのが便利です。
台鐵、MRT高雄駅から
上記のバス停から9117 小湾(墾丁)行き、9188 鵝鑾鼻行きに乗ります(約3時間、278元@悠遊卡払い2024年11月調べ)。
高鐵、MRT左營駅から
上記のバス停から9189 小湾(墾丁)行きに乗ります。「墾丁快線」と呼ばれ高速道(台88線)を通る路線なので、高雄駅発のバスよりも所要時間が短くなります(約2時間、352元@悠遊卡払い2024年11月調べ)。私はこちらで行くことにしました。高速道を通るので全員着席の必要があり、高鐵駅2階にあるカウンターで予約が必要とのことでしたが、MRTの地下駅から地上に出たらちょうどバスが止まっていたのでバス入り口に行ったら行き先を聞かれ、「墾丁」と言ったらそのまま乗せてくれました。予約状況から空席のあることが分かっていたのかも知れませんね。
台鐵枋寮駅から
台鐵枋寮駅から歩いて数分の上記のバス停から9117 小湾(墾丁)行き、9188 鵝鑾鼻行き、9189 小湾(墾丁)行きに乗ります。どれでも所要時間は1時間10分程で、9117と9188は141元、9189は188元(悠遊卡払い2024年11月調べ)です。
墾丁海水浴場は遊泳できない海水浴場だった
バスに乗っていると「南湾」バス停で、何故か人がどっと降りて行きました。
私はその先の「墾丁派出所前」バス停で降車。宿に荷物を置き、早速宿の前の海岸に行き、大誤算に気がつきました。何とそこには「遊泳禁止」の看板がしっかりと立っています。地球の歩き方やGoogleマップには「墾丁海水浴場」と載っているので、当然泳げる場所だと思っていたのですが、台湾と日本とでは「海水浴場」の意味合いが違うのでしょうか。。。
宿で聞いてみたら泳ぐことができるのは「小湾」と「南湾」。小湾は歩いても行かれるそうですが、南湾は3km以上離れています。
もう夕方ですが、明日どちらで泳ぐか決めるために、最初に小湾に歩いて行ってみて、それからバスで南湾に行ってみました。
小湾
9117、9189バス終点の小湾バス停(宿のある墾丁派出所前バス停の3つ先)の近くにあるビーチで、道を挟んで向かいに側にある高級感のある墾丁凱撒大飯店(シーザーパークホテル墾丁)が管理しているそうですが、宿泊者以外でも入ることができます。名前の通り”小さな湾”で、波が穏やか。泳いでいる人がいました。
南湾
小湾から南湾までバス移動しました。バスに乗ってみて、歩いて移動はちょっと無理な距離だなと再確認しました。小湾よりもかなり広々とした海岸です。ロッカーや(あまり清潔そうではない)シャワー室もあるので、バスで訪れることも可能。
この日はダブルフラッグが掲げられていて、台風の影響で遊泳禁止のようです。
南湾の遊泳禁止が続く可能性があるので、翌日は小湾で泳ぐことにしました。
今回は台風の影響で普段よりも海が濁っているだろうし、青空の下では無いという悪条件なので、海の印象は沖縄の慶良間諸島などの方が勝っていますね。
墾丁大街夜市
宿の近くでは毎晩夜市が開催されますが、台南や台北の夜市とは違って閑散としています。台風の影響でしょうか。
他の町の夜市のように交通規制はありません。車が走っている中心の道で分断されています。屋台も少し出店していますが、道に座席やテーブルはありません。両側の店舗が主で、店舗の中で食べます。お店の中の食べてる人の様子が見られないので、「品名はわからないけど、美味しそうに見える」から注文してみることはできません。
なので無難そうなシーフードのお店に入ってみました。マグロの刺身が美味しかった。日本ではマグロを取ったら船の上で直ぐに冷凍するので(長期間の流通過程を冷凍状態で経由させるため?)、普段食べるのは解凍したものです。沖縄など一部地域では取って直ぐの冷凍過程が無いマグロが出回っています。ここのマグロも冷凍過程が無いものかも知れません。
謎のオブジェ
朝食のお店は少ない
宿に朝食サービスがないので街に出てみたら、開いているのはコンビニぐらい。やっと見つけたお店で朝食です。
最南端の鵝鑾鼻公園
行きはタクシー
鵝鑾鼻まで行くバスは本数が少なく、しばらく待っていましたが全然来ません。心が折れてタクシー運転手セールスに乗りました。出発してから「辺りを半日案内しようか?」とさらにセールスが。「恒春の出火(常時地面から噴き出している天然ガスに火が灯されている名所で、ちょっと遠い)にも行ってくれる?」と聞いたら「今は休業中」との事(2024月11月現在も休業中)。それならば鵝鑾鼻公園で時間を気にせずに過ごしたいので、半日案内のセールスはお断りしました。目的地に着いたら係員に話を付けて入口至近距離まで運んでくれて「ここから入って右に行けばチケットが買える」と教えてくれて、最初に約束した料金通り請求されました。海外では乗る時に料金交渉済みなのに、降りる時にそれが覆されることがよくあるので警戒していましたがそんなことは無く、良い運転手さんでした。
康木祥
私が訪れた時は康木祥作品の展示があり、台湾101ビルの交換されたエレベーターロープを再利用したオブジェが、風景と共存していました。
展望台巡り
公園内には海が見える展望台がいくつか設けられています。その間の道はワイルドなところもあり、少し探検気分を味わえました。
展望台を巡りましたが青い海は見られませんでした。台風なので仕方がないですね。
墾丁最終日
最終日の朝、宿の前の海岸へ行ったところ、やっと少しの青空を見ることができました。完全な晴天の海はもっと真っ青で綺麗なんだろうなあと思います。でも、日本人が「南国リゾート」として楽しむのには、墾丁ではちょっと力不足かなと感じてしまいます。日本人には台湾のすぐ近くの沖縄の方がお勧めです。
墾丁は名所を見たり、街の雰囲気を感じる観光として訪れてみることはお勧めですし、そのついでに海を楽しむのには良いと所だと思います。
東海岸を巡るために、ここからバスで枋寮まで向かいます。
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