つくる展
TASKOファクトリーのひらめきをかたちに「つくる展」に行く。
展示会場の入口には、さっそくなにやら、おもしろいものが。
設計図と思われる「つ」、くるくる回る「る」、
定期的に吹き上がる風とピンポン玉。
平面、立体、うごき、制御。
これらは、TASKOのものづくりの基本らしい。
TASKOとは、なにか。それが、この作品で表現されている。
会場内の作品は、撮影可能。
実際に体験し、体感できる作品も多い。
機械的な制御のもと、不規則な動きをみせる。
そんな作品たちは、狙い通りに設計されているようで、予測できない思わぬ動きを誘発させているのが、とても奇妙で魅力的だった。
鑑賞している側のはずが、作品の一部となっていたりもする。どこから撮影されていたのだろう。
私が特に気に入った作品は、ふたつ。
1.札幌ループライン
街に向かうところから始まり、街中を抜けて、また帰っていく。そんな日常の一場面が表現されていて、素敵だった。
作品の仕組みは、私にはよく理解できていないけれど、とにかく世界観が好きだった。理解できなくても、自分が「これが好き」ってことだけは、分かる!
2.パフューマリー・オルガン
これ、素敵だった!そして、演奏後は、いい匂い!
私も、鍵盤をひとつ弾いてみる。
ポー!
鍵盤を弾くと、ビンに空気が吹き込まれて、笛の音みたい。
そして、音と共に、ビンに吹き込まれた空気に押し出されて、連動した香りが解放される。
私が弾いたのは、「ド」の音。
「ド」は、CAMPHOR(カンファー)。
樹齢50年以上の楠(クスノキ)の枝や根部から抽出される香り。樟脳(しょうのう)。
こうやって、音と香りが混ざり合うのか。
空間にひろがる香りは、
その曲でしか創られない香り。
曲の印象と似ているのか、
それとも、新たな魅力を発見するのか。
五感で楽しむ音楽。いい香りは、呼吸も深くなって、さらに心地よい。
会場では、30分おきに自動演奏が行われているけれど、自由に鍵盤を弾く事も可能です。
鍵盤を弾ける方に、ぜひ体感してほしい作品です!
こどもも、おとなも、楽しめる展覧会でした!
ひらめきをかたちに!
「TASKO(タスコ)」のHPは、こちら。
おわり
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