
久しぶりの投稿
現在、会社を一年半ほど休職している。
節約のため、今年2月に家賃1万円の団地に引っ越してきた。築50年でレトロな雰囲気だが、風通しが良いため、じめっとした感じはない。駅からは遠く不便であるが、自然が豊かで空気は綺麗である。いわゆる「密」とは無縁の状態である。きっと神様が、自分に「もっと休みなさい」と言っているのだろう、と思うことにしている。
ほとんどが高齢者のため、アラフィフの私でも随分と若く見られ、目立ってしまう。「今日はお仕事は?」と聞かれると困ってしまうのだが、「コロナの影響で休職中です」などと適当にごまかしている。まあ、暇さえあれば近くの山を登っていて、顔は真っ黒に日焼けしているので、不思議な中年男と思われているかも知れない。もし会社の人間が見たら、療養のため休んでいると言っても信じて貰えないだろう。
たまに「ずっとこのままで良いのか」と焦燥感に駆られながら、朝目覚めることもある。しかし自然に囲まれた生活をしていると、もはやどちらの生活が正解なのかよく分からなくなってくる。今の生活のほうがストレスフリーであることは間違いないのだが、問題は収入である。
会社員時代には、しょっちゅう海外旅行に行ったり、外食でお金を使ってきた。だが今はコロナの関係で、どちらも難しいのが現状だ。すぐに好転するとも思えない。そうなると、現状の自然に囲まれながら質素に暮らす生活が、正解に近い気がする。まあ、行けるところまで行ってみるか。