介護職の給料の安さ、という問題。
今回は、介護と給料の問題について書いてみたい。
いま介護派遣で働いていて、かりに時給を1500円とすると、8時間はたらいて12000円となる。これを一ヶ月あたり21日はたらいたとして、25万2000円となる。当たり前のはなしだが、派遣だとボーナスも退職金もない。
これに、社会保険料やらを引かれて、手取りは21〜22万円。ここからさらに、派遣職員は住民税を自分で払う必要がある。さらに憂鬱なのが、40歳になったら介護保険料を払わなきゃいけない事実。まだなってない、でも2〜3ヶ月もすればその歳になってしまう。
介護の仕事でも、なんとか一人暮らしはできると思う。とくにおれには、世帯もなく、扶養するような家族もいない、ローンも借金もないのだから。
でも、この給料に満足しているかというと、そんなわけでもない。もっと給料を上げたい、という思いは当然ある。
夜勤をすれば、深夜勤務で賃金は加算されるか、常勤であれば夜勤手当がついてそのぶん金にはなるだろう。しかし、不眠症のおれにとって夜勤はちょっと考えられない。そうなると、これからは日勤メインで生活を立てていくことを考える必要があるということになる。
いっそのこと、看護師に復職してはどうか? 看護師免許もってるのに、介護をやるのはもったいない。これまでにも、そういうことは何度もいわれたことがあるし、おれ自身も繰り返し考えてきたことである。
でも、それは現実的ではない。看護師免許があればどこでも働けると世間のひとは思っているようだが、それは大間違いである。看護業界には不文律があって、新卒でまず病院(とくに急性期)で数年間は経験を積みなさい、というものである。看護の世界のこの考え方は、はっきりいって看護師の復職を阻んで、人手不足を余計に悪化させているといえる。
おれは病棟で挫折してしまった人間なので、中途半端な病棟経験のまま施設でナースをやるとか、ちょっと選択肢として考えにくいと思うのだ。いくら給料がいいとはいっても。
そしていま、療養型病院で介護職として働きはじめたが、やはりこのナースの世界の空気感は嫌いだと思っている。復職したところで、どうせもたない。
よって、これからも介護の仕事をつづけていきたいと思うのだが、ただしすでに述べたように夜勤はできない。それで給料を上げたいと思っている…。
さて、どうしたものかという感じています。