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派遣介護士のための基本装備品

派遣で働く介護職は、数ヶ月おきに職場を変わることが多いと思うので、とくに介護現場への適応力が求められると思う。できるだけ無駄を削ぎ落として、シンプルでしかも現場ですぐに役立つ物品のリストを記事にしてみることにした。
 すでに自明のものばかりなので、わざわざ書くまでもなかったかもしれないけれども。

メモ帳。当たり前のことですが、備忘録として役に立ちます。
 わたしはメモ帳を、左側の欄だけ使用し、右側の欄はあえて空白にしています。右側には、働いていて気づいたこと、感じたこと、後で済ませたい用事・用件などを書いています。なお、リング式のメモ帳は、リングが外れると用紙がバラバラになってしまうため、まず使いません。
 もっとも、介護の現場ではゆっくりメモをしている暇なんてないため、急いで殴り書きしても、後から見返したときに何を書いたのか判別できないことがある。だから、メモをとるときは難解な漢字を用いず、ひらがなを多用して、後から読んだときに“記憶の取っ掛かり”になるような速記をしてます。

ボールペン。メモ帳が必要なら、書くための道具も当然に必要になる。
 個人的には、“ジェットストリーム”のペンが書きやすいと感じています。施設によっては、排便が出たら赤字で記入する、とか独自のルールがあることもある。このため、多色ボールペンも持っておくといいでしょう。

ジップロックケース。100均で売られている、チャックの付いた小型の透明な入れ物で、ちょっとした小物を収納するのに重宝します。
 わたしはその中に、ロッカーの鍵や、印鑑、朱肉などを容れています。
(というか、介護現場ではいったいいつになれば、印鑑が廃止されるのだろうか)

クリアファイルケース。施設によっては、施設の情報や入居者情報をプリントして渡されることがあり、それらを直接ポケットに突っ込んでいるとくしゃくしゃになってしまう。そこで、ポケットサイズのクリアフィアルに入れて持ち運びしています。

腕時計。介護現場では、「何時になったらこうする」というのがルーチン化されているため、時間管理が非常に重要です。掛け時計がすぐに目につくところにあるわけではないので、腕時計が必要になります。
 ただし、腕時計を腕にしていると、おむつ交換で汚染したり、あるいは入居者に当たって皮膚に傷ができてしまう可能性もある。わたしは腕時計を、腰にぶら下げるようにしています。個人的に、デジタルより視認性のいいアナログ時計が好みです。

内履き。たぶん大半の施設では、内履きを自分で持ってくるように言われるでしょう。
 わたしは「ワークマン」で、“つま先に鉄板の入った安全靴”をえらんで履くようにしてます。以前、車椅子で自分の足を踏みつけてしまうことがたびたびあり、自分の足を保護するうえでそういう靴を選ぶようにしています。

ハンカチ/ハンドタオル。いまの施設では、ペーパータオルがほとんど置かれていないため、手を洗った後に水を拭き取るためのハンカチやタオルを持ち歩くようにしています。
 なんでも、「入居者が持っていってしまうから」という理由だからだそうだが、それで置かないのもどうかなと感じています。