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仙台89ers:2023-24シーズン 第28節(3/27 Away Game vs 茨城 at アダストリアみとアリーナ)プレビュー


◯これまでの仙台

第27節のレビューはこちら。

第25節秋田戦での屈辱的な敗北からのバイウィークを経て、北海道からは苦しみながらも勝利をクリンチ、前節はHomeでの屈辱的な敗北の一つを与えられていた宇都宮を相手に、9人という少ないロースターながらも引くことなく真っ向から対峙し殴り合いを挑んでいったのは少し驚きつつも、強豪相手にしっかりファイトできていたのは良かったところかなと思います。

しかしやはり細かな点の至らなさ、個の力の差など強豪相手にはまだまだ足りない部分が多いことも改めてはっきりしたところもあって、残り15Gameのなかでその足りない部分をどこまで埋めていけるのかが今季の目標である勝率5割達成へのカギとなってきそうです。

◯茨城ロボッツ

前回対戦のレビューはこちら。

前回対戦はWeekday GameをHomeの地で対戦。仙台はオフェンスがピリッとせず、FG%は31.9%という低調さ。これでよく勝てたなあというところですが、リバウンドで20本以上の差をつけており、ここで何とか踏ん張れたところがったためではありました。もちろん、なかなか厳しい時期を過ごしている茨城も要所でミスが多かったかな、という印象です。

開幕時から外国籍選手がなかなかFITしてこなかったのは大誤算だったか、開幕当初から稼働できているのはシェイことタプスコットのみ。かつて仙台にも所属していたジェイコブセンは開幕前にけがをしてIJリスト入りしていらい復帰のめどはいまだ立たず。しかしメイを獲得したことで状況は少し変化、メイは得点力が非常に高く、加入後6Gameで21.8PPGをほこるほどで、得点ランキング3位の島根の安藤よりも上。3Pも39.1%と高く、要警戒の選手と言えましょう。

いつものように仙台⇔茨城として主要チームスタッツを比較してみましょう。

PPG:78.4⇔75.2
FG%:43.3%⇔40.9%
eFG%:49.3%⇔47.3%
APG:20.4⇔17.1
OFFRTG:106.1⇔101.6
RPG:40.5⇔37.7
OPP・PPG:80.4⇔86.2
DEFRTG:108.8⇔116.4

スタッツだけ見ると仙台はかなり優位。しかし上でも書いたようにメイ獲得でオフェンス力は向上しており、今季やや不調をかこっているタプスコットも復調するようだとかなり手ごわい相手と言えましょう。前節も北海道と2Gameとも殴り合いの末1勝1敗、Game2では107得点で勝利と、はまった時の爆発力は要警戒です。

◯今節の展望

仙台が自分たちのやりたいことやるべきことをいつも通りに遂行できるのであれば、そこまで難しい闘いになることはなさそうでした。メイが加入するまでは。

仙台としては加入直後からスコアラーぶりを発揮しているメイをどこまで封じ込めることができるかがカギになりそう。もっともメイを抑えたところで、タプスコットももともと得点力には定評のある選手なので、こちらにも気をつけないといけないのですが。また日本人選手ではフィジカルに強みを持つ山口にも警戒が必要でしょう。

一方仙台側に朗報ともいえるのが、メイに続きここ最近好調そうだったケネディが3×3日本代表に選出されたことで今節はおそらく不在なこと。ここ数Gameを振り返ってみても、勝利したり得点を多くとったGameではだいたいケネディが18点前後の得点をしており、ここは茨城にとっては痛手かもしれません。

メイの存在が気になるところですが、仙台が自分たちの持ち味をいつも通りに発揮できれば勝利する可能性は高そう。しかし茨城戦の後には三遠、島根、A東京と強豪との連戦が続くため、仙台の目標たる勝率5割を達成するためにはなんとしてでも勝っておかなければいけない相手でもあります。前節宇都宮相手にある程度やれたことを自信にするのはいいですが、満足してしまっては足元をすくわれかねないので、選手たちには今一度気を引き締めて対峙してほしいところです。

今節ワタクシは首尾よく午後から休暇が取れまして、現地に向かう予定です。昨季のAway茨城戦では多くの仙台ファン・ブースターが現地に集まり、当時の金城コーチをうならせるほどのダイキエンを送れたことも記憶に新しい。さすがに今回は平日なのでその時ほど現地に集まらないこととは思いますが、その時と同等、いやむしろそれ以上のダイキエンを送れるといいですね。現地の皆様、がんばりましょう!残念ながら平日だけに現地には赴けない皆様も水戸まで念をたくさん送ってくださいね!

それではまた。

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