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2020シーズン個人レビュー【FW編】
背番号9 小川航基
32試合出場(9ゴール1アシスト) 1799分
水戸からのレンタル復帰。託された背番号9。
開幕戦での2ゴール。
エースとしての期待値の大きさを見せつけた。
順調なシーズンスタートに見えたが、コロナで中断。
中断後は思うようにゴールを奪えず、らしくないシュートミスもあり、
次に得点を上げたのは、8月の10節松本山鹿戦。
しかし、このゴールを機に8月は7試合で5ゴールとハイペースでゴールを重ねる。
オリンピックがあったら、日本を輝かしい成績に導いていたのではないか。
鈴木監督就任後初戦の京都戦でゴールを奪い、
チームの嫌なムードを一変させた。
ムードを一変させるゴールを決めれるのはエースストライカーの称号に値する。
しかし、その後のシーズンはコロナによる規律違反も含め
9試合に欠場。残り3試合で復帰するも、コンディションがやや不安定な印象を受けた。非常に後味の悪いシーズンに。。
2021シーズンは、より勝負な1年になるはず。
ジュビロのエースとしてまずは2桁ゴール。
そこからさらに20ゴールの大台を狙ってほしい。
背番号11 ルキアン
31試合出場(10ゴール2アシスト) 2083分
チームトップスコアラー。
J2リーグでは規格外のフィジカルモンスターと化していた。
フベロ監督の下では、サイドに流れて、そこからパワーとスピードを生かしてボールを運ぶプレーで相手にとって脅威になり続けた。
特筆すべきは4節山口戦のロングカウンター。
オープンスペースで勢いに乗った状態でボールを持ったらあとは独壇場。
昨シーズンはシュートのところで苦しんだが、2020シーズンはそのイメージを払拭させた。
また、20節の栃木戦では小川航基のポストプレーからルキアンが抜け出しゴール。ツートップの関係でゴールを奪った。
鈴木監督就任後は前線にスペースがなくなり、ルキアンの得意なプレーを生かせれなくなり、PKでの1ゴールに終わる。
2021シーズンは1日も早く怪我から合流して、
躍動している姿を見たい。
ルキアンとファビアンのツートップはJ2では反則級すぎるはず!!
背番号16 中野誠也
33試合出場(8ゴール1アシスト) 1440分
大怪我から復活したゴールゲッター。
復帰2試合目の6節北九州戦では大森のスルーパスに反応して、「らしい」ゴール。
本人の喜び方から見て、今までのリハビリがどれだけ過酷で、それが報われたのだとわかり、見ていてすごく心を動かされたシーン。
17節の新潟戦の2ゴールは完全復活を期待させた。
また、鈴木監督就任後はスタメンでの起用も増え、3ゴールを奪った。
動き出しの回数も多く、裏抜けも得意とするプレースタイルは鈴木監督のサッカーでのフォワードは中野誠也が最適解であったように思えた。
2021シーズンは大宮アルディージャに移籍する。
オフシーズンで最も悲しい放出であった。
背番号19 三木直土
15試合(2ゴール) 496分
ユース育ちのルーキーイヤーは2節目から出番を得た。
26節の長崎戦では嬉しいプロ初ゴールを決め、勝利に貢献した。
ゴール前での嗅覚やボールスキルの高さはポテンシャルを秘めている
左利きのシャドーストライカー的な選手はここ数年磐田にはいないタイプだったので、非常に将来が楽しみである。
また、ディフェンス時での貢献も高く、
コースを切りながら寄せて、相手にプレッシャーをかける一連の動作が見ていて、すごくスムーズに出来る選手。
中断期間中の清水とのTMでも小川航基と連動して前からプレスをかけ、そこからのショートカウンターがハマっていたので、
2021シーズンはそういうシーンからゴールが生まれることを期待したい。
背番号20 ルリーニャ
26試合出場(5ゴール1アシスト) 883分
かつては「カカ+ロナウジーニョ」とも称されていたという噂を引っさげてジュビロにやってきたルリーニャ。
ジュビロでは主にスーパーサブとして、流れを変える役割を任された。U-17ブラジル代表としても活躍した過去があり、その片鱗はこれだけ出場時間が短いにもかかわらず、5ゴールという数字を残した。
14節の金沢戦では13分間の出場で、2ゴール1アシストの大活躍。
33節の新潟戦では敗戦濃厚の試合終了間際にロングカウンターからのこぼれ球をヘディングで決め、値千金のゴールを上げる。
鈴木監督の狭いエリアで人もボールも動くサッカーは
ルリーニャにはなぜか合っていそうな雰囲気もあったが、
2020シーズン限りでの退団が発表された。残念。
背番号27 吉長真優
5試合出場(1アシスト) 70分
32節の愛媛戦でプロデビューを果たすと、同点ゴールの起点に絡む。
その後も少しずつ出場機会を得ると
41節の町田戦では大森のシュートのこぼれに反応し、大井のゴールを演出した。
まだまだプレースタイルがどういうものなのかを測るには出場機会が少ないが、
献身的に動くことができ、泥臭いプレーもでき、ドリブルやクロスでチャンスメイクできるといったところが持ち味か。
ストライカーというよりかは、ウイングやサイドから運ぶ選手なのかもしれない。
プロデビューを果たしたことで、確実に何かを得たはずだし、
2021シーズンは早い段階でゴールが欲しいだろう。
こういう選手は結果が出ると一気に成長しそうなので楽しみ。
以上!【FW編】終わり!