今日のおすすめの一冊は、渡辺和子氏の『どんな時も人は笑顔になれる』(PHP研究所)です。その中から「他人とちがった人間になる」という題でブログを書きました。
本書の中に「自分にしか咲かせられない花」という心に響く文章がありました。
◆中国の明末の書 「酔古堂剣掃(すいこどうけんそう)」の中の一節にこんな言葉がある。
《野花艶目 不必牡丹 村酒酔人 何須緑蟻》
『野花も目に艶(あで)やかなり。 必ずしも牡丹(ぼたん)ならず。 村酒も人を酔わす。 何ぞ縁蟻(えんぎ・美酒の異称)を用いん』
“野に咲く花も目にあでやかである。 必ずしも牡丹(中国の代表的な花)でなければならないことはない。 村の地酒も人を酔わせる。 何も銘酒でなければならないことはない”
野にひっそりと咲く花も、また美しい。 人も同じで、無名であっても有力な人もいる。 逆に、有名であっても無力の人もいる。 花は花として、自分の花を精いっぱい咲かせる。 置かれたところで… 自分独自の花を咲かせたい。
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