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かっこいい言い方

今日のおすすめの一冊は、斎藤一人さんの『楽しんだ人だけが成功する』(PHP文庫)です。その中から「楽しんだ人だけが幸せになる」という題でブログを書きました。

本書の中に「かっこいい言い方」という心に響く文章がありました。

会社勤めをしている人の中には、就職難の時代に、何十社も受けてやっとの思いで今の会社に入った人もいると思います。 で、入社するのに苦労した人は、会社が嫌になっても辞められなくなることがあるんだよね。 

そういう人の心を軽くできるかどうかはわからないけど、一人さんがアドバイスするとしたら、まず言い方を変えたらどうだろう。 もし俺が会社員だとして、転職を考えているんだったらこう言うよ。 

「何十社という企業の中から、素晴らしい1社とご縁をいただいたけど、もっと幸せになるために転職したいんです」 ストレートに「会社が嫌だから辞めたい」って言うのと、全然、印象が違うんじゃないかな。 この人だったら、きっといい転職先が見つかるだろうなって思わないかい? 

言葉というのは、どう言ったらかっこいいかなんだ。 かっこいいことを言っている人には世間が味方するし、神様も味方してくれる。 第一、モテるよね(笑)。 「会社が嫌だけど辞められない」なんて言い方じゃ、誰にも好かれない。 だって、ただの愚痴だもの(笑)。 

お世話になっている会社の悪口を言うのって、相当かっこ悪いと思います。 たとえ本音は違ったとしても、かっこいいことを言って欲しいよね。 かっこばかりつけるなって言うけど、かっこぐらいつけろよって(笑)。 ただでさえかっこ悪いんだから、残念を重ねてもしょうがないでしょ(笑)。 

「何十社受けても合格できなかった人もいるのに、私は入れたんです」 「おかげさまで、いい同僚に囲まれているよ」 とかね、周りが聞いて安心するようなこと言わなきゃ。 なかなか会社を辞められなくてつらいって言うけど、こういう人は、辞めたら辞めたでまた愚痴を言い出すものなんだ。 

そもそも、最初の就職活動の時を思い出してごらんよ。 運が悪ければ、全部落ちちゃったかもしれないのに、「ぜひ我が社へきてください」 って採用してくれる会社があった。 それだけで、あなたはものすごくツイてるよ。 あなたを採用してくれた会社なんだから、いい会社なんです。 

いい会社に入れたけど、成長した今はもっと上を目指したいんだっていう気持ちなら、みんなが応援したくなるじゃない。 あぁ、向上心がある人だなって。 もしかしたら、あなたのかっこいい言葉を聞いた人が、あなたがまさに求めているような素晴らしい仕事を紹介してくれるかもしれない。 常にそういう意識を持って、かっこいい言葉を使おうね。 

◆「かっこいい言い方」とは、相手が明るくなる言い方だ。 それは相手の気持ちが「軽くなる」言い方でもある。 「かるい」の前に「あ」をつけると「あかるい」になる、からだ。 

また、言葉が肯定的になったときは明るくなるが、少しでも否定的になった途端に暗くなって、重くなる。 「人生ってそんなに甘くないよ」というより、「人生って甘いんだよね」と洒落(しゃれ)て言った方がかっこいい。 

「甘くないよ」「厳しいよ」「気を付けなきゃだめだよ」といくら言ったところで、成功する人は成功するし、失敗する人は失敗する。 厳しいことを言われれば言われるほど、気持ちは沈んでくる。 話が否定的だからだ。

 逆に、「人生って甘いんだよ!」「おおアマ、楽勝!」「チョロいよ、簡単!」と言っても、成功する人は成功するし、失敗する人は失敗する。 どっちでも同じなら、お互い、気持ちが明るくなる方がいい。 

言葉を発するとき、常に、「明るい」「軽い」「肯定的」かどうかをチェックする。 そして、否定的なことを言いそうになったら、すかさず、肯定的な言葉に言いかえる。 かっこいい言い方をする人は、かっこいい。 どんなときも、誰に対しても、かっこいい言い方をする人でありたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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